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2014年9月

2014年9月30日 (火)

山下達郎 Maniac Tour PERFORMANCE 2014

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今回も行って来ました。

9月23日、神戸国際会館こくさいホール。ほぼ中央の10列目。

2008年にツアーを再開してから、大体毎年、宣言通りにやって来てくれています。

今回はマニアック・ツアーと題して、普段のツアーでは演奏しない曲、または長らく演奏していない曲(レコードの再現が難しい曲、キーが高過ぎて歌い難い曲、また何らかの理由で長年セットリストから漏れていた曲) を中心に演奏。

どんなライブになるかちょっと不安もあったのですが、何のことはない、普段から達郎さんのアルバムを聴いている者には馴染みの曲ばかり。最初の数曲は構えていた感のあった観客もだんだんリラックスしてノリが良くなって行くのが、客席にいても良く分かる。達郎さんはこの観客のノリの変化を身体で感じてるんだろうな。

それにしても、やっぱり達郎バンドの演奏力は凄い。日本で超一流中の超一流のメンバーが集まって綿密なリハ(といってもツアー前たった2ヶ月足らずで始めたみたい。本当に凄いメンバー。)を経て居る。その存在感。

ここ数年のメンバーはほぼ同じ。 昔ながらのメンバーは、ベースの伊藤広規、ピアノの難波弘之、ギターの佐橋佳幸、コーラスの国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘。ドラムは2008年から(昨年亡くなった)青山純に代わって小笠原拓海。84年生まれの凄腕ジャズ・ドラマー。キーボードが2008年から、それまでの重美徹に代わって佐橋佳幸と昔からバンドをやっていた柴田俊文。サックスが2011年から、それまでの土岐英史に代わって宮里陽太。83年生まれのジャズプレーヤーです。宮崎出身で地元のライブハウスで演っていたところを達郎さんがスカウトに行ったそうです。今年、達郎さんがエグゼクティブ・プロデューサーをして、ストレート・ジャズのリーザー作をニューヨークで録音しています。

選曲も素晴らしかったですが、随所に昨年12月30日に亡くなった大瀧詠一師匠への想いが込められていて、思わず涙。

大瀧師匠が急逝されてから、達郎さんは敢えてラジオ番組等でもその話題には触れてこられず、追悼番組をという意見にも応えてこられなかったのですが、こう言う形で追悼を、しかもライブのMCでは一切そのことに触れられることもなく、あくまでも音楽を通して想いを伝える形でされたことが、何とも素晴らしいミュージシャンシップだなと感動を誘いました。

実はライブ当日の午後、大阪で買い物をしていたのですが、阪急うめだ店にDMOアーツが出店していたのを覗いた折に、こんな絵を見つけ、思わず衝動買いをしていたのです。本物の(といっても本物の本物は直筆の一点物なので、これはそのデジタルコピーに、作者の永井博さんがサインを入れた20枚の内の一枚です)ブルーのグラデーションを観たら、もう眼が離せなくなってしまいました。

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ああ、なんてシンクロニシティ!

大瀧さんの曲を自分の曲の中に織り交ぜて歌う達郎さんの歌声を聴きながら、震えが止まりませんでした。

達郎さんはいつものように観客・ファンの皆さんの健康を気遣う言葉と、今の「時代」に対する不安と自分の使命に対する想いを残して、「また来年!」とステージを後にしていかれました。

来年はデビュー40周年。秋頃から大々的なツアーを考えておられるそうです。

達郎さん、いつもありがとうございます! お体に気をつけて、頑張ってください。また来年お逢いしましょう!

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2014年9月15日 (月)

松山〜大山 巡礼の(?)旅

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9月13日(土)の夜、愛媛県松山市で高校卒業30周年の同窓会があり、天気さえ良ければ車で行こうと思い立ち、天気予報が悪くなさそうだったので、2日前にエンジンをかけてみたら、セルが「キュル」とさえ言わない。他の計器は問題なく動くのに。

確かにこの2ヶ月ほどは週末は雨ばかりで全然乗れなかったんだけど、一週間前に念のために充電器(OptiMATE 6)を2日間ほど繋いでおいたはず。その時にはもう遅かったってこと??

仕方ないから、別の急速充電器を一日繋ぎっぱなしにしたものの、全然復活の兆しはなく、泣く泣く隣町の車屋で新バッテリーを購入。平日の昼間に買いに走ってくれた奥様に頭が上がりません…。

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バッテリー液を入れて充電して・・・って面倒くさい作業をせずにすぐ使用出来るのはこれのみだったので、パナソニック。別にブランドにはこだわりません。

前日の夜中のガレージで汗をかきかき交換。一発始動でホッ。

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翌日13日(土)は午後1時に仕事を終えて、一旦自宅まで帰ってから、いざ四国に向けて出発。

明石海峡大橋を渡り、

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大鳴門橋を抜けて、四国をひたすら西へ。

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午後5時50分にようやく石鎚SA。あとちょっと。

同窓会は7時から。間に合うかな。

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松山ICが見えてきた頃に、夕陽がお出迎え。

市内の渋滞のため、15分遅れで会場に。

中学〜高校の同窓会は5年前の卒後25周年に初めて出席して以来2回目。

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この恩師にはテストの成績が悪くていきなり殴られた思い出が…。

そんなお話をしたら、「それだけ君に期待していたんでしょう」と。

今は某女子校の校長先生です。

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2次会・3次会は同級生の経営するお店へ。

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話しても話しても話足りない、楽しい夜でした!

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翌朝も快晴。5年ぶりの松山でしたが、ホテルの窓からちらりとお城を見ただけで、朝食後すぐに松山ICへ。

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松山道を抜けて、高松道を走って、瀬戸大橋を渡り岡山へ。

個人的には四国と本州を結ぶ道と橋の中で、瀬戸大橋が一番綺麗だと思います。

そして、向かった先は、今回の2つ目の目的地、大山。

中学・高校時代は松山で、ろくに勉強もせずに本ばっかり読んでいたけれど、大学に入ってからは、またまたろくに勉強もせずに、ここでスキーばかりしていました。

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鏡ケ成には数年ぶりに逢うクルマ仲間が集まっていて、そのおかげで今回約10年ぶりに大山に。

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下界は快晴でも大山は少し雨模様。

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昼からは晴れてきて伯耆富士の雄姿が。

午後2時には解散して帰路へ。ところが想定外の事故渋滞。

裏道に抜けたらそこも大渋滞で、そのまた裏道を通って少し遠回りして帰宅したのは予定の2時間遅れの午後6時半。

全行程1003kmの旅。

それにしても、このクルマは本当に長距離が楽。最後の渋滞以外はほとんど疲れ知らずでした。渋滞の山越えは参ったけど。左足がつりそうでした。

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2014年9月 7日 (日)

さよなら5D Mark2 こんにちはマイクロフォーサーズ

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5年余り連れ添った5D Mark2を手放しました。

ついでに数本あったLレンズ群とキヤノン関係のオプションも全て。

つまりキヤノン・マウントをやめちゃった訳です。

別にキヤノンの画が嫌いになったのではないのですが、要はこの「重さ」に耐えられなくなったのです。

以前はこの「重さ」は全く苦痛ではなかったのですが、スマホを使うようになって、スマホの写真もそう悪くないので、だんだんフルサイズ一眼を持ち出すのも面倒になり、その上テニス肘で右腕を傷めて…。5D2は特別なイベントの時以外は防湿庫に仕舞いっぱなしになりました。

APS-C機と同サイズの一回り小さい下位機種6Dへの鞍替えも検討しましたが、店頭で触っても、そんなにサイズのメリットが感じられませんでした。シャッター速度が1/4000までということ以外は、高感度特性も上がっているし、WiFiも使えるし、悪くはなかったのですが、結局重いLレンズを付ければ5D2と比べても重さは大して変わらなくなってしまいます。

フルサイズに拘って、ソニーの7αへの変更も検討しましたが(αの画は好きです)、FEマウントはまだまだレンズが揃っておらず、標準ズームのレンズもあまり評判は芳しくないようなので、この際フルサイズに対する拘りを捨てて、全てマイクロフォーサーズにすることにしました。

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で、選んだのがオリンパスのE-M1とパナソニックのGM-1。

まだまだ高い値のついていた5D2とLレンズ群の下取りでレンズも数本揃えることが出来ました。

先日の北海道旅行の写真は9割E-M1、1割GM-1。

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フルサイズを手放してどうか…?

今のところ、少なくともブログサイズの写真としてはマイクロフォーサーズで必要十分だと思います。よく問題にされるセンサーサイズの小ささによるボケ量の差なども明るいレンズを使えば気になりません。もちろんボケの雰囲気の差はありますし、オリンパスの画作りも綺麗なものの何だか箱庭的な感じがしない訳でもないけど、多分引き延ばしせずにブラインド比較されたら区別できる自信はないし、当面この2機種で行こうと思います。

α7に端を発したフルサイズ・ミラーレスの今後の動向次第では、またフルサイズも検討しましょう。

それにしてもGM-1をフルオート(iAモード)にしたときの画の優秀なこと。続けてマニュアル(露出優先モードが多いけど)で撮った写真と比べてもオートの方が良いことが多いです。単に僕の写真がヘタなだけかもしれませんが。旅行のときはE-M1を中心に使いましたが、普段はもうほとんどGM-1のみ。これで必要十分。またいつも付けているスマホ写真サイズのレンズLeica DG 15mm/F1.7の写りが素晴らしい!

しかし、最強のスナップ機と思われたGM-1にも思わぬ弱点が。鞄の中から取り出してサッと撮影しようとしたところAFスイッチがMFになっていること多々あり。これはアカンでしょう。おかげでボケボケスナップ量産w。

という訳で、さよなら5D2、さよならキヤノン・マウント。5D2+EF24-70 F2.8Lの画は好きだったなあ。重かったけど。

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