TOTO Japan Tour 2014(35周年記念コンサート)
もう1週間前のことになりますが、4月24日にTOTOの大阪公演(フェスティバル・ホール)に行って来ました。
2008年にTOTOは一旦バンド終結宣言をしていますが、2010年に筋萎縮性側索硬化症を患ったメンバー、マイク・ポーカロを支援する目的で再集結し、その流れのままバンドは継続し、今回は結成35周年コンサートと銘打っての公演です。
バンドメンバーは、デヴィッド・ペイチ(Key)、スティーヴ・ルカサー(G)という中心メンバーに、ヴォーカルは歴代数人いる中からジョセフ・ウィリアムズ(初期メンバーではないが確か他のメンバーと高校の同窓生、映画音楽家のジョン・ウィリアムズの息子)、そしてオリジナル・メンバーだったスティーヴ・ポーカロ(Key)が復帰。ドラムはジェフ・ポーカロ亡き後、バンドを支えてきたサイモン・フィリップスが自身のプロジェクトが忙しいために脱退し、代わりにニューヨークのセッション・ミュージシャンとしてスティーリー・ダンなどと活動してきたキース・カーロック、ベースはマイク・ポーカロの「代役」としてネーザン・イースト(1週間前までエリック・クラプトンのツアーメンバーだったはず!)。
新メンバーのキース・カーロックはサイモン・フィリップスの後釜というのは少し荷が重たかったのか、若干ナーバスで固い印象はあったものの、もちろんテクニックは確かだったし、バンド全体を通しての印象は、とにかくメンバー皆が実に楽しそうだったこと。
TOTOというバンドは、スタジオ・ミュージシャンたちの集まったハイテク集団のように言われることもあるけど、基本は高校(確か、芸能人やセレブたちの子息が通うタイプの学校だったんじゃないかな)の同窓生バンド。
高校のクラスメイトだったスティーヴ・ポーカロが帰ってきたのも嬉しかったのか、ルカサーはMCでもやたら昔の話をしていた様子。
もちろんディヴィッド・ペイチもスティーヴ・ルカサーも数曲ヴォーカルを取ったけど、ジョセフ・ウィリアムズの歌唱力は歴代ヴォーカリストの中でも最強と言われるだけあって圧巻。
ネーザン・イーストも実に楽しそう。この人、これだけ次々と色んな人のバックをやって、よく曲が覚えられるなあ。
ルカサーは、いつもそうなんだけど、ちょっと弾き過ぎ。もちろん圧倒的なギター・テクニックなんだけど、もうそろそろ、あまり弾かない(間合いで聴かせる)ルカサーも観てみたいところ。
最初はPAのバランスがちょっと悪いかなという印象で始まったステージでしたが(低音のバランスが強すぎたかな)、徐々に修正されたようで、素晴らしいライブでした。
座席はフェスの真ん中8列目。ライブハウスの距離で楽しめた思い出深いライブとなりました。
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