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2011年12月31日 (土)

2011年を振り返って

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2011年も残すところあと数時間。

日本においても世界においても、ありとあらゆる意味で激動の年だったのは言うまでもない。きっと何十年たっても「あの2011年」として記憶されることだろう。

日本を襲った災厄については特にここで語るつもりはない。

今の自分にとって出来るだけのことはしようとしたが、僕の中では「現実」ときちんと向かい合えていないという気持ちやわだかまりは強い。

僕が属する職業団体でボランティア登録もしたが、結局は声がかからないままだったし、それ以前に自分自身が体を壊して仕事を3週間も休むことになってしまった。

しかし、何をしたからと言ってこのわだかまりが消えることはないと思う。

仕事に復帰してからはがむしゃらに働いた。

僕としては、ただひたすらに自分の家族を守り、働き、納税をする、それだけができることだった。

夏以降、小学校5年生になる長男が中学受験をしたいと言い、塾へ通わせることになった。

中学受験は親としては特に勧めていなかったが、本人が挑戦したいと言い、進んで勉強しているところを手助けしないわけにはいかない。

自宅周辺の田舎には中学受験のための塾はなく、遠くの街まで送り迎えする生活が始まった。

仕事を終えてから車で長男を塾まで迎えに行く。往復2時間近く。

その生活が続くようになり、僕自身の時間はトイレと睡眠時間を除けば限りなくゼロになった。

この数カ月、映画(DVD)は1本も観ていない。本もほとんど読む時間がなくなった。

秋には両親に子供を預けて夫婦でコンサートに行ったが、3分の2ほど観たところで帰らなければならなかった。

仕事をし、家事をし、送り迎えをし、そしてまた家事をして仕事をして寝る。せいぜいトイレでFace BookやTwitterを見るくらいしか自分自身の時間は確保できない。

そうこうしている内に強い抑鬱気分にさらされるようになった。

秋以降、仕事の忙しさが増し、日中はほとんどトイレに立つこともままならないことも多く、それがさらに抑鬱気分に拍車をかけた。

そんな気分を晴らそうと色々と画策してみたが、どうにもならない。

ほとんど衝動買いのようにバイクを買い替えてみたが、乗る時間はなく(何とか慣らしをするために早朝や夜に走ってみたこともあった)、その費用を捻出するために時間外の仕事を増やしたことも却って事態を悪化させた。

一時は薬を飲むことも考えたくらいだが、わずかな隙間時間に短編小説くらいなら読めるだろうと、昔好きでよく読んでいた村上春樹訳のレイモンド・カーヴァーの短編を読みだしてから少し精神状態が良くなってきた。

子供のころから小説は好きだったが、小説にそんな「効用」があるとは思いもよらなかった。いや、頭では分かっていたが、自分自身がそのような経験をするとは考えてみたこともなかった。

たまの休みくらい子供たちを連れ出さずに自分が休むべきだと言われることもある。

ウチでは子供たちにテレビは見せないゲームもさせない生活をさせている(もちろん親もテレビは見ないしゲームもしない)。それでも彼らが一言も文句を言わないのは、その代わりにそれだけ遊びに連れて行っているからだというのが僕ら夫婦の見解だ。

子育てに「正解」はないだろうし、将来彼らがグレないという保証もない。いつか子供のころにテレビを見せてもらえなかったということを恨まれないとは限らない。

それでも彼らから反抗的な(反動的な)態度が出て来るまで、この生活は続けようと思う。

このブログはそもそも自分の趣味だけについて綴るつもりで7年前から書き始め、敢えて仕事や政治的なことを避けてクルマや音楽のことだけをテーマとしてきたが、ここ最近はほとんど子供のことばかり書いているように思う。

まあ、今の趣味は「子供」ということで特に不満はなく、基本的に自分自身のことは二の次でいいと思っているが、やはり自分自身の精神的な安定のためには常に前向きに自身の精神的な開拓をしていなければならないのだろうと思う。

「忙しい」ということにかまけて、仕事や(子供のことも含めて)人のことばかりをしていると精神的にシュリンクしてしまうのだろう。

もっとタフにならなければならないと思う。

タフになるというのは、自分のことが全くできなくても耐えられる精神状態のことではなく、どんなに時間がなくても、自分のことをする気力と時間を生みだすことだと思う。

来年は更に仕事を増やす予定だ。これ以上、どう増やすのだという問題もあるのだが、諸般の事情で増やさざるを得ない。

子供たちのことも更に忙しさが増すことになる。

どうやって乗り切っていくか。

まあやってみるしかないな。

スキーでレースをやっていた頃のスタート台に立つような気持ちで新年を迎えようと思う。

出走順が遅くてコースが荒れているかもしれないけれど、コースアウト・途中棄権だけはしないようにゴールを切りたい。

どんなタイムでもタイムが出なければスタートを切る意味がないからね。

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日々雑感」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
アカマツさんが書かれていること、充分に理解しているつもりですが、一言だけ。
どうか自分を大切にして下さい。
来年が素晴らしい一年となりますように!
良いお年をお迎え下さい!!

投稿: モアイ | 2011年12月31日 (土) 23時01分

我が家にもテレビはありませんでしたが素直なおっさんとおばはんが育っていますよ。

投稿: おっさま | 2012年1月 1日 (日) 09時28分

モアイ君、ありがとう!
正直言って、これだけ公私共にスケジュールが詰まっていると、何が自分を大切にすることか分かんなくなってくるんですよね。
果たして休むことが自分自身のためになるのかなって。
まあ、その辺を何とか上手いことやり過ごせるだけの器量を身に付けなければとも思うんだけどね。
コースアウトしないようにブレーキを踏む勇気も持ちたいと思います。
今年がお互いに素晴らしい年になるように!

投稿: akamatsu | 2012年1月 1日 (日) 22時13分

おっさまさん、ありがとう!
今の時代テレビでなければ手に入らない情報はありませんし、時間の無駄としか思えない情報が多すぎるように思われます。
子供達にはもっと有用でもっと楽しいことが他にいっぱいあることを教えてあげたいし、そのもっと有用でもっと楽しい情報を自分から探す方法を教えてあげたいんですよね。

投稿: akamatsu | 2012年1月 1日 (日) 22時33分

医師でない私があなたに言うのはおかしいですが、、、身体は正直で、休まなければならないときには病気にしてくれるみたいです。私も「休む」ことには罪悪感があって、休めないのです。家業の仕事にNPO、母親と家事も少々、いろいろなことをするので、気分転換になり、あまり辛くないです。私のこどもたちは高校生になりましたが、私をとても大事にしてくれますし、話すと良く分かってくれます。こどもたちを愛していますが、専業主婦に向いていなかったので、寂しい思いをしているかなと後ろめたかった時期もありました。が、勝手に「子育ても密度」なんて言っていました(笑)。祖父母の介護も少しだけした経験から、老齢になると時間はたっぷりあります。今していることは、したいことであり、できることなのだと思うのです。

投稿: 谷水ゆかり | 2012年1月 3日 (火) 16時16分

谷水さん、ありがとうございます。
「休まないといけないときには病気にしてくれる」というのはある意味真実だと思います。
実際昨年の4月に3週間ほど臥せったときは、その通りだと思いました。
そして昨年の秋には精神的に少し「病気」になりました。これは気のせいではなく「病気」だという自覚がはっきりありました。自分でも「これは危ない」と思いました。自分は何の根拠もなく、そういった部分ではタフであるという思い込みがあったので、ショックではありましたが、受け入れるしかないと思いました。
結局、何をするにしても心のバランスが取れるように、するべきことやしなければいけないこと・したいことやしておきたいことを巧く配置する術を身につけるのが大切なのかなと思います。

投稿: akamatsu | 2012年1月 4日 (水) 00時02分

あけおめ~

マティお疲れやな~。なにもかにも背負い込んだらアカンで。
親も子供も適当に脱線しながら、楽しくやったらいいやん。

子育てしたことはないけど、人生とか家族とかって、
「これが正解!その他はNG」的な王道なんてないと思うよ。

2012年は「手抜き」や「適当」も織り交ぜて、
出来る限り楽しくやりや~ それがいいと思う。

何か協力できることあればいつでも言ってくださいませ。

投稿: しっぽ | 2012年1月 5日 (木) 13時33分

しっぽさん、ありがとう!

楽しんでやっているんだけどね。
いかんせん時間がない。
「手抜き」「適当」も沢山あるけど、結局自分のことにしわ寄せが行って、睡眠時間を削ることになるってのを繰り返す毎日です。

「何か協力できること」って、もしかしたら無理やり拉致して遊びに連れて行くことかも(笑)。

投稿: akamatsu | 2012年1月 6日 (金) 01時06分

拉致上等~♪

今年もハタ迷惑考えない僕でゴメンね~

投稿: しっぽ | 2012年1月11日 (水) 16時15分

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