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2011年8月18日 (木)

夏旅行2011 総括 その2 「観光地」について思うこと

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今回の旅行は、子供たちの強い要望で最終的に秋芳洞へ行くことが目的だったので、中国地方を一周することにした。

岡山や広島には家族で行ったことがあったので、今回は山陰を中心に回ることにし、最初の鳥取砂丘に行く前に、兵庫県佐用町でひまわり畑を観に寄ることにした。

ひまわり」はこの町にとって比較的新しい観光資源のようだが、町興しとして町全体で取り組んでいる様子が伝わってくる良いイベントだった。

鳥取には2年間住んでいたことがあるが、鳥取砂丘を「観光」したのは初めてだった。

砂による彫刻などの新しい試みはあるものの、まだまだ既存の「自然」だけに頼った観光産業だけではだんだん人を呼び込めなくなって寂れてきている印象はあった。

もちろんあるがまま「自然」の雄大さや優美さは何にも代え難く素晴らしいのだが、そこに上手く人を導く工夫はあまりされておらず、相変わらずの草臥れた土産物屋ばかりが目に付いた。

僕らは時間の都合で夕暮れ時の砂丘に行くことになったが、この時間帯の砂丘の美しさは格別で、夏の暑さもなく、砂丘という自然の造形に圧倒された。

こういった情報を上手く伝え、観光客を呼び込むツアーなどがあってもいいと思う。

今回は観ていないけれども、明け方の砂丘もきれいだろうな。

出雲大社は残念ながら遷宮の工事中だったが、それでも並々ならない「力」を感じるパワースポットだった。

きっとそれは地元の人も訪れる人も「そういうもの」として崇め奉り大切にしてきた歴史の積み重ねによるものだろう。

人が土地を作り、土地が人を作る、ということだと思う。

石見銀山は行ってみるまでは、観どころがあまりよく分からない観光地だった。

しかし、行って詳細にガイドを聞くと深い感動を覚えた。

およそ500年間にわたって銀山が隈なく掘られ、一時は世界の銀の3分の1を生産したと言われ、世界経済に大きな影響を与えたにもかかわらず、山の形は保たれ、植林が行われ、巨大産業と自然が共生していた。

世界遺産に指定された最初のころは鉱脈を掘っていた「間歩」と言われる穴までバスが行き来していたらしいが、自然との共生を謡う産業遺産にふさわしくないと、あえて観光客に徒歩や自転車による観光という不便を強いることとした。

しかしそのことで観光地としての魅力がさらに際立っているように思えた。

この「観光地」の魅力は、その歴史やそれを支えてきた人々の力だけではなく、今その土地で生活する人々によって作られていることが良く分かった。

世界遺産登録に対しては町を挙げての協力体制があったそうだが、それでもやはり反対する人たちはいたそうだ。そりゃそうだろう。これまで静かに守って来た生活が脅かされる恐れがあるのだから。

けれども最終的には町全体でそのことを受け入れる合意がなされ、運命共同体としての「観光地」がより輝きを放つことになった。そういう印象を受ける。

観光バスやタクシーの乗り入れることができないところも、そこに住んでいる地元民の自家用車は通行可能だ。

その地元の人たちの車には皆「地元民で~す。」とユーモラスなカードが掲げてあった。

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「その3 津和野~萩~秋芳洞」に続きます。

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