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2011年7月16日 (土)

「ザ・ウォーカー」

51oph7k3hdl__sl500_aa300_ DVDで「ザ・ウォーカー」を観た。

文明が崩壊し、日々の食糧にも事欠く世界戦争後のアメリカ。西へ西へと歩きながら「ある本」を届けようとしている男(デンゼル・ワシントン)がいた。そして、その本の「価値」を知る男(ゲイリー・オールドマン)につけ狙われることになる・・・

原題は「The Book of Eli」。Eli(イーライ)というのは主人公(デンゼル・ワシントン)の名前。邦題も「ブック・オブ・イーライ」でよかったと思うけど。

終末の世界における略奪や食人。そして過酷なサバイバル。まさに弱肉強食。食うものがなければ人を殺してその肉を食うというのは極めて欧米的な発想だと思う。あまり日本人にはないんじゃないかな。

それだけでなく、この映画の根幹をなすのは極めて西洋的(キリスト教的)な世界観である。そういう観点からは、このプロットに我々が心の奥から入り込むことができない居心地の悪さを感じるのは仕方がないのかもしれない。

でも、「終末的な世界(アメリカ)で、正しいことをなそうとしている黒人と宗教を政治に悪用しようとしている白人の争い」って「そのまま」じゃん。

しかし、実はこの映画の驚きの結末はどうにもこうにも「とある有名な日本映画」そのままなのだ。

ネタばれになるので詳しくは書けないけれども、その結末の持って行き方には特にメタファーというのはないと思う(終末の世界を救う鍵が日本にあるとか、ね)。

脚本・監督たちの単なる日本映画好きが反映しているだけだと思う。

けれども、そのエンディングが暗い設定のこの映画に清涼剤的な味わいをもたらしているのは事実。

僕ら日本人がどこまでこの「世界」に入り込めるかどうかは別として、そのアクションも含めて楽しめる映画にはなっている。

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