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2011年4月 3日 (日)

腰痛日記 その2

僕の腰痛歴は長い。

最初に坐骨神経痛(右膝下痛)が出たのは14歳。30年以上前の話だ。確か腰痛はほとんどなかったと思う。

当時の診断技術としては、症状を見るくらいしかなかったと思うが、牽引療法だけを受けていたように記憶している。

基本的に体育の授業も含めて運動はすべて禁止された。今ならそこまでしないだろうけど。

その後は特に大した症状はなかったが、浪人して大学に入った直後の4月に激しい右腰痛と右下肢痛で歩けなくなった。

病院へ行ったら即入院となり、2ヶ月間入院した。

5月生まれの僕は20歳の誕生日を病床で迎えた。苦い思い出である。

まだMRIのない時代だが、造影レントゲン(ミエログラフィ)で椎間板ヘルニアと診断された。

最初の3週間はまったく歩けなかったため、再三手術を勧められたが、当時の手術成績では再発率は50%あまりあり、頑なに保存療法のみで治療した。

それからは大学で競技スキーをしたり結構激しいスポーツをしていたが、時々腰痛と右下肢痛が出るものの大抵は安静にするだけで何とか症状は軽減した。

ただ3-4年に一度くらいは比較的強い症状に見舞われることがあったが、それでも入院するまでもなく、鎮痛薬や物療で軽快した。

前回強い症状が出たのは4年前で、MRIを撮ってもらったところ、椎間板ヘルニアはないと言われた。

それでもその時は立位を取るのがつらいくらいの症状であり、2回ほど硬膜外ステロイド注射を受けて、仕事も休まずに続けることができた。

腰痛の7割近くは明らかな原因が不明という説もあるらしく、また椎間板ヘルニアの3~5割は自然消退があるようなので、その時の腰痛の原因が何であったのか、以前の診断が間違っていたのかは不明である。

で、今回。

MRIでは一応腰椎椎間板ヘルニアであるようだが、局所のヘルニア自体の症状は軽いとのこと。痛みが強いのは炎症の強さによるものだろうということだが、これも考えようによっては「原因不明」の部類に入るのかもしれない。もしかしたら整体師の先生の言う「大腿骨頭のずれ」の方が、今回の症状の主原因であるのかもしれない。この「大腿骨頭のずれ」については今度整形外科の先生に聞いてみようと思う。昨日の受診時にはあまりに痛みが強かったので、そのことについて聞くのをすっかり忘れてしまった。

昨日は硬膜外ステロイド注射を受けたため、夜は比較的症状は軽かったが、今朝早くに足の痛みで目を覚ました。安静臥位でも痛みが激しかったため少し焦ったが、午後になり比較的ましになっている。

依然として立位も座位も取れないため、明日の仕事は無理だろう。もう一度父親に頼むしかないか。

椎間板ヘルニアが主原因であったとしても、最近の知見では手術適応になるのは5%しかないらしく、いずれにしても疼痛コントロールと安静で様子を見るほかはない。

もう今さら焦っても仕方ないので、この際のんびり本でも読むかという気分である。

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コメント

ダブルとはえらいことですな・・・どうぞお大事に。
ワシの椎間板ヘルニアは何とか小康状態保ってます。
ちょっとの運動や負荷ですぐ張りますが
お医者さんの世話になるのは5回に1回くらい。
後は湿布にサポーター着用で用心してやり過ごして
また重いギターも抱えないとあきません。
早く回復できますように。

投稿: ヘルやん | 2011年4月 4日 (月) 10時25分

仕事に家事・子育て、地域の仕事(子ども会など)と負担が大きかったのではないでしょうか。やはり自分の体あっての仕事、体あっての人生です。
早くよくなるように祈っています。

投稿: Naru | 2011年4月 4日 (月) 13時06分

>ヘルやん先輩!

ありがとうございます!!
誕生日も同じなら病気も同じで・・・
早くギターを抱えられるようになりたいものです。

投稿: akamatsu | 2011年4月 4日 (月) 22時01分

>Naruさん

ありがとうございます!
さすがにいろいろな無理がたたりました。
いつまでも20代の気分でいるとえらいことになります(笑)
最近は目も見えにくくなりましたし・・・

投稿: akamatsu | 2011年4月 4日 (月) 22時04分

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