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2009年3月19日 (木)

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」

Funukedomo DVDで「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を観ました。

「自分の面白さに気が付いていない!」?

北陸の山奥の集落で、交通事故で一緒に亡くなった夫婦の葬式が行われていた。悲しみにくれる長男・宍道(永瀬正敏)と次女・清深(佐津川愛美)の前に、勘当同然で女優を目指して上京していた長女・澄伽(佐藤江梨子)が突然帰ってくる。徹底して自己中心的で傲慢で自分は他人とは違うと思い込んでいる澄伽は、女優としての才能もないばかりか、その性格ゆえに仕事ももらえず、借金がかさみ、兄の仕送りに頼っていた。それなのに、傍若無人に我儘放題にふるまう澄伽。そんな澄伽から逃げ隠れするように、自室に籠って漫画を描く妹・清深。やがて、家族の恐ろしい秘密が明らかになっていく・・・

基本的には、マンガ的に過度な人物表現を徹底して行うことで、人生の可笑しみや哀しみを浮かび上がらせてくる「嫌われ松子の一生」などにも通じる手法の映画かと思います。

誇張されたキャラクター達を描いていますが、そこにほんのちょっとずつのリアルな設定を忍ばせることで、単なる現実離れした物語に終わらせず、観客もある程度は感情移入してついて行くことができます。

そういうところは上手いと思いますが、そのマンガ的なキャラクターが少々中途半端な感じも否めません。

この映画が第1作目となる吉田大八監督はCM畑出身だそうですが、同じCM出身で高い評価を得ている「下妻物語」「嫌われ松子」の中島哲也監督にはまだちょっと及ばない印象。

けれども、観せるツボは押さえた作りの映画だと思いますので、今後の作品が楽しみです。

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