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2009年2月 6日 (金)

「横木安良夫流スナップショット 」

Snapshot横木安良夫流スナップショット 」を読みました。

横木安良夫氏といえば、音楽好きなら、ユーミンの「OLIVE」や沢田研二の一連のアルバムジャケット、小田和正の「ラブストーリーは突然に」のシングル・ジャケット写真のカメラマンと言ったほうが分かりやすいかもしれません。

その横木氏がアシスタント時代からこだわり続けている「スナップショット」という撮影スタイル。

この本は、「スナップショット」に対する思い・考えに始まり、その歴史や肖像権の問題に至るまで、氏の写真哲学を中心に綴られています。

「写真」は「真実を写す」のではなく、「撮影」と言うように「現実の影を記録してるだけ」であり、写真が「真実を写す」ものであるとすれば、それは小さな穴から覗いた真実だと言う横木氏。

その小さな穴からは世界全体を理解することはできなくても、世界の本質が露出しているかもしれないと。

技術的な記述もありますが、その先にはそんな思想が貫かれています。

横木氏の新旧雑多なスナップショットも数多く掲載されていて、お得な一冊。

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