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2009年1月 7日 (水)

「やわらかい手」

Irina_palm 年末に観たDVD、「やわらかい手」。

ロンドン郊外の田舎町で暮らす主婦マギー。平凡な人生を送ってきた彼女には、難病で高額な手術費用が必要な孫がいた。何とか手術費用を工面しようとする彼女。しかし、金を借りることも仕事を見つけることもできない。そんな時、歓楽街で目にした「接客係募集・高給」の貼り紙。そこは壁の穴越しに手で男をイカせる「日本風」の風俗店だった。覚悟を決めて飛び込んだ彼女の「壁」の前には、予想に反して長い列ができ始める!・・・

マリアンヌ・フェイスフルの38年ぶりの主演作映画として話題を呼んだ作品。

マリアンヌ・フェイスフルについては、僕はリアル・タイムでは知りませんし、ミック・ジャガーの恋人だったとか、酒焼けしたしわがれた歌声とかいった断片的なことしか思い浮かびません。

しかし、この映画で見るフェイスフルは、そんな情報とは結びつかないほどのフツーのおばさんぶりで、演技も決して上手いとは言えないと思います。彼女が主演に選ばれた理由は分かりませんが、話題づくりのひとつなのでしょうか?

この映画自体は、そんな話題づくりも必要ないくらいの佳作でしょう。

「コメディー」として紹介されていることもありますが、殊更に人を笑わせようとする作品ではなく、イギリス映画らしい、ちょっと斜に構えた「可笑しみ」があって、派手さはないけれども、じわっと染みてくる味のある映画です。

フェイスフルは、演技が上手くないと書きましたが、その拙さがオドオドした平凡なおばさんらしさ醸し出していて、結果としては悪くないとも言えます。

けれども、例えば風俗店の支配人との関係を描く部分などは、もう少し高度な演技力があれば、もっと味が深まったでしょう。そこはちょっと残念。

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