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2009年1月 5日 (月)

「九州少年」

Kyushushonen 正月3ヶ日は新旧雑多に活字ばかり読んでいましたが、その中でも印象に残ったのが甲斐よしひろ氏の「九州少年」。

言わずと知れた甲斐バンドの甲斐よしひろ氏のエッセイ集ですが、西日本新聞に連載されていたものに加筆した、いわゆる芸能人本とは一線を画する内容。

文筆業を生業とする人のものとは少し文章のリズムが異なりますが、そこは読書家・活字中毒として知られる甲斐氏のこと、確信的に綴っているのでしょう。

非常に読みやすく、その非凡な内容と相俟って忘れ難い印象を残します。

福岡で、男ばかりの4人兄弟の末っ子として生まれた甲斐氏。帯にある通り、働く母、蒸発する父、助け合う兄弟の物語は、甲斐氏がデビューを決めるころまでの昭和という時代を背景に熱く描かれます。

越澤秀氏のひと筆で骨太に描かれる挿画も味があって、この本に似つかわしいとは思いますが、西日本新聞連載時の萩尾望都氏のオリジナル挿画も見てみたかったな。

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