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2008年12月22日 (月)

ロック・バンド! ロック・ヴォーカリスト!

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僕は甲斐バンドのCDは1枚も持っていない。レコードではほとんどのアルバムを持っているけど。

つまり、それくらい何年も甲斐バンドを聴いていなかったってことだけど、全曲歌えたぜ。

「胸いっぱいの愛」で幕を開けた甲斐よしひろの声は、最初はピッチもやや不安定で声量にも不安があったけれど、尻上がりに安定して調子を上げていく。

何よりも、ステージの端から端へステップし、飛び跳ね、マイクスタンドを「ブイブイ」回す、そのパフォーマンスは紛れもない現役のロック・ヴォーカリストだ。

どう見たって僕より一回りも年上とは思えない。ほとんど25年前と変わらないじゃないか。

バンドの演奏も、エッジが立った切れのいいリズムと、複雑にパーカッションを絡めたポリリズムに乗って、抜群の安定感を示しながらも、常に「攻め」の音だ。

決して、昔を懐かしむ演奏ではなく、完全に「今」の音を出している。

そして、バンドの中心で鋭く空間を切り刻んでいく田中一郎のギターのカッコイイこと!

今回のライブで甲斐バンドの終結を宣言をしておきながら、この前向きなライブは何だ!

MCでも、バンドが終結することや亡くなった大森氏のことには一言も触れなかった。

こいつら、なんてカッコいいんだ。これが、ロック・バンドだ。

演奏を聴きながら、10代の頃、いろんなことを甲斐さんに教えられたことを思い出していた。

甲斐さんが「嵐の季節」をシャウトしたとき、涙が止まらなかった。ライブで泣いたのは、ポール・マッカートニーの「Getting Better」を聴いたとき以来だ。

やけに年齢層が広く、どう見てもショッピング・センターの一光景にしか見えなかった客層だけど、ライブの幕が開けた途端、全員が総立ちで、2時間40分余りの演奏の間、最後まで誰も座ろうとしなかった。

腰痛持ちの僕にはこたえたけれど、勇気と活力をもらった夜だった。

「じゃあね。」と言い残し、ステージの袖に消えていった甲斐さん。ありがとう。僕もまた明日から頑張るぜ!

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