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2008年11月

2008年11月29日 (土)

「COYOTE」

Coyote そして、昨年出た佐野元春の最新作「Coyote」。

佐野元春が表現者として深化を続ける姿勢には驚くばかりです。

素朴なくらい生真面目な人柄はインタビューなどの露出でも明らかですが、常に独自のラジオ・プログラムや雑誌やウェブ・サイトを持ち、それらをフルに活用した自己表現プロデュース能力に長けたところが、そういった姿勢を支えているのでしょう。

前作「THE SUN」もそうでしたが、派手なコマーシャリズムとは一線を画しているため、一聴してみただけでは平板なサウンドに聴こえますが、聴きこめば聴きこむほど深さを感じるアルバムです。何度も聴くうちに、様々なフレーズの断片が頭から離れなくなります。

しばらく一緒に活動していた超一流セッションミュージシャン集団「THE HOBO KING BAND」を離れて、若いミュージシャンたちとの勢いのあるセッションが、今の佐野元春の「言葉」を支えています。

Coyoteと呼ばれる男の視点を通して、12篇のサウンド・トラックとして作られた本作。トータル・アルバムとしても高いクオリティーを示しています。

どんな時代にあってもメッセージを発し続ける佐野元春。実に強靭な心をもったミュージシャンだと思います。

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2008年11月28日 (金)

再考 佐野元春

先日からNHKのサイトで「サウンドストリート」の録音テープの蔵出し公開が始まっていて、月曜日担当の佐野元春と、火曜日担当の坂本龍一の2-3回分のDJがアップされています。

当時、テレビを見なかった僕は、NHK-FMの「サウンドストリート」が最も楽しみにしていた番組で、月曜日から金曜日まで、ほとんど欠かさずに聴いていました。

もう四半世紀前の話です。

僕もいまだに当時の番組をそのままエアチェックしたテープを結構持っていますが、今回、このサイトで久々に「元春レディオ・ショー」と坂本龍一のボソボソ喋るDJを懐かしく聴き、デビュー間もない頃の佐野元春の音源や、ジャパンなどの当時の坂本龍一周辺の音源を聴き直しています。

で、今日は佐野元春の話。

Back_to_the_street Heart_beat Someday

デビュー・アルバムの「BACK TO THE STREET」から「Heart Beat」、「SOMEDAY」と初期の3枚を何度も聴き直しました。

誰もが指摘してきたように、ブルース・スプリングスティーンなどの模倣的なところはありますが、今聴いてもどの楽曲も非常にクオリティーが高いことに驚かされます。

親しみやすいけれども、決してポップなだけでないメロディー。そして何よりも当時の音楽界にあっては革新であった「詩」世界。

耳に新しく響く横文字の羅列だけでなく、日本のポップ・ミュージックに使われることがなかった文学的な表現も多く取り入れることで、日本語によるロックの可能性を切り開き、現在のJ-POPの礎を築いたと言えるかもしれません。

日本語のロックを作り上げた詩人としては、すこし上の世代の松本隆が代表になると思いますが、松本隆が専業詩人として文学性と通俗性の止揚を目指したのに対して、佐野元春はステージという現場に立ち続けるロック・ミュージシャンとして、ビート詩人として、文学性と音楽性の止揚を命題としていたと思います。

その姿勢は、4枚目の「VISOTORS」として結実し(メジャー・レーベル初の日本語ラップ!)、ポエトリー・リーディングの活動に至り、大学文学部の講師まで勤めるようになります。

しかし、何といっても当時の佐野元春の「勢い」のあること!

歌詞で「憂鬱」を歌っていても、その音、その言葉、その声の分子は絶え間ないヴィヴィッドなヴァイヴレーションを内包しています。

まさに「日本のロックの未来」がここにあった瞬間でした。

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2008年11月27日 (木)

「アメリカン・ギャングスター」

American_gangster DVDで「アメリカン・ギャングスター」を観ました。

「光と影」「清と濁」二面性を持つ二人の主人公たちの「ギャング映画」

70年代初頭のニューヨーク。ハーレムに君臨してきた黒人ギャングのボスの運転手を務めてきたフランク(デンゼル・ワシントン)は、あとを引き継ぎ、ベトナム戦争を利用して良質なコカインを直接安価に仕入れることで、新たな覇権を築く。しかし、フランクは華美な生活をすることなく、目立つことを嫌い、そのために警察にもマークされない。一方、自堕落な私生活を送りながらも、公然と汚職がはびこる警察組織の中で正義を貫こうとする刑事リッチー(ラッセル・クロウ)は、特別麻薬取締局に配属され、徐々にフランクに迫っていく・・・。

人間の清濁二面性を描きだすという「アメリカ・ギャング映画」の文法に則った映画です。

そういう意味では新しさはありませんが、実在した二人の人物をデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウというオスカー俳優が等分に演じることで、シンメトリカルなバランスの良さが重厚感を生み、非常に構成の巧い映画だと思います。

リドリー・スコットの演出も過剰なところはなく、二人それぞれの物語を淡々と進め、二人が初めて対面する最後のクライマックスまで、静かに、しかし熱く描いていきます。銃撃戦やカー・チェイスもなく、派手な見せ場はないものの、二人の男の生き様を描きながら、徐々に緊張感を増していく演出は手堅く見事です。

「悪」と「正義」の二人ではありますが、それぞれの主人公の「光と影」の二面性を描くことで、観客は等分に感情移入が許され、2時間37分の長尺も忘れて映画世界に浸ることができます。

ただし、エピソードの時間的なバランスは必ずしもいいと言えないところもあります。もう少し刈り込んでもいいエピソードもあるように思われる一方で、最後は少し駆け足的な印象も拭えません。やはり、こういう長時間の映画は編集が要であり、最も難しいところなのでしょう。

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2008年11月26日 (水)

石鎚下山

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雪のために、予想以上に体力の消耗が激しく、帰路は本当に長く感じた。

写真もいちいち構図や露出を確認する余裕はなく、絞りはF9に固定して、AEBで3枚ずつ連写した。

17時の最終ロープウェイに遅れそうになり、登山口の石鎚神社中宮成就社を過ぎてからは、疲れも忘れて数百メートルを走った。乗り遅れれば下山の手段はない。ほとんど火事場の馬鹿力で何とか間に合う。

初めての石鎚登山が、初めての雪山登山になり、予想を超えた体力と時間が必要であったが、8歳の長男も誰に頼ることもなく自力で成し遂げ、全員無事に帰路に就いた。

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2008年11月25日 (火)

石鎚登山

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11月22日(土)の昼に仕事を終えてから、伊丹空港へ。17:45発の松山行き。

メンバーは僕と長男、僕の父と弟、そして僕の家内の父という男三代5人衆。

その夜は石鎚に近い西条市小松町の宿に泊まり、翌朝8:30の石鎚登山ロープウェイ開業と共に登山開始。

約7分間ロープウェイに乗り、山頂駅を降りると紅葉どころか一面の雪景色。登山道も全面圧雪状態で、5本爪の簡易アイゼンを付ける。

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山頂駅から徒歩20分程で石鎚神社中宮成就社。ここが登山口。

積雪量は予想をはるかに上回り、ほとんど雪山登山の様相。土踏まずに付ける簡易アイゼンだけではつま先で踏ん張れず、通常の登山の何倍も体力を消耗する。

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ようやく夜明かし峠。やっと山頂が見えてくる。

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一の鎖。3か所ある鎖場は、初心者向けの一の鎖だけ登り、あとは迂回した。

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前方に二の鎖、三の鎖。その先に山頂。

予定よりも時間が掛ったため、二の鎖場で弁当。カメラや三脚以外の荷物はそこに置いて、一気に山頂を目指す。

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そして、山頂

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連山の先には室戸岬。

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北を向けば瀬戸内海。

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天狗岳。

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石鎚神社に手を合わせる。

   

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2008年11月24日 (月)

紅葉

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昨日は夕方に石鎚を下山し、夜のうちに帰宅しました。写真は後日アップします。

今日は家族全員で、自宅近くの紅葉の名所、円通寺に紅葉を見に。

昨年は12月上旬に訪れ、もみじ一面の紅い絨毯を見ましたが、今年はまだちょっと早かった様子。でも、色づき始めた紅葉のグラデーションを楽しむことができました。

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2008年11月23日 (日)

石鎚山登頂

石鎚山登頂

13:53、携帯電話のカメラにて。

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2008年11月22日 (土)

間もなく松山へ出発

間もなく松山へ出発

伊丹空港、午後5時。携帯電話のカメラにて。

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明日は石鎚登山

今日の午後から四国の石鎚山に向かいます。

メンバーは僕と長男、僕の父と弟、そして僕の家内の父という男三代5人衆。

僕の父は、60歳過ぎてからモンブランとキリマンジャロに登頂したという山好き、家内の父も「山の会」に所属して月に一度は日本中のどこかの山に登っているという専門家なので、プランニングや装備については任せっきりです。

そこで、今回の登山のために購入したのがHAKUBAのカメラバック(リュック)、ゴッドウィン・NEOフォトリュックM

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ネットでは半額以下の信じられないような値段で出ていました。

三脚ホルダーも付いているし、インナーだけで簡易カメラバックになったり、上下が分割できたり、ウエストベルトに小物入れがあったりと、至れり尽くせり。

Loweproのトレッカー・シリーズなどの定番物を触ったことがないので、比較はできませんが、遥かに安価なこのバックで十分な気もするけど。

難点はレイン・カバーが付いてないことくらいかな。これはバイクのシートバッグのやつで代用できそう。

HAKUBAはLoweproの日本代理店でもあるから、Loweproを参考にして安価な製品が作れちゃうのかな。でも、こんな製品を出してLoweproが売れなくても困るだろうし。カーボン三脚もベルボンのOEMで本家よりも安い物を出してるけど、このへんのカラクリはよく分からないなあ。

トレッキング・シューズは父がプレゼントしてくれました。モンベルのGORE-TEX ツオロミーブーツ

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ハイカット・ブーツになっていて、足首までがっちりプロテクトしてくれるけれども、不自然な固さはない履き心地のいい靴です。

この数日かなり冷え込み、石鎚は紅葉真っ盛りだそうです。今日~明日は、気温もやや上がって天気も悪くなさそうだし、心配は僕と長男の体力くらいかな。

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2008年11月21日 (金)

「潜水服は蝶の夢を見る」

Le_scaphandre_et_le_papillon DVDで「潜水服は蝶の夢を見る」を観ました。

(想像力+記憶)×20万回の瞬き+映像美

ジャン=ドミニク42歳。伊達男。「ELLE」の編集長にして、妻と愛人と3人の子を持ち、「モンテ・クリスト伯」現代版の執筆を計画中。そして、ある日突然、脳卒中で倒れる・・・。
意識が戻った彼は左眼のまぶた以外は動かすことが出来ない「閉じ込め症候群(ロックト・イン・シンドローム)」であった。深い絶望から死を望んだジャンであったが、残されたのは「左眼」だけではないことに気づく。「想像力」と「記憶」。そして彼は左眼の瞬きの合図だけで本の執筆を始める・・・。

同名の本を記したジャン=ドミニク・ボビー氏の実話です。

ジャンの左眼だけの視点とモノローグで幕を開ける非常に凝った映像は、ジャンそのものであり、映画を観る僕らは「閉じ込め症候群」を疑似体験しながら、伊達男の物語に入り込んでいきます。

瞬き以外の自由が利かない苛立ちともどかしさと絶望感の中、ジャンが「もう自分を憐れむのをやめた」とき、映像は羽を得て、ジャンを客観的に映し、想像と記憶の中を自由に行き来し始めます。

その映像の美しいこと!

画家でもあるジュリアン・シュナーベル監督がカメラマン、ヤヌス・カミンスキーと共に作り上げる圧倒的な映像世界は、閉じ込められたジャンのミニマムな世界から、解き放たれた自由な想像と記憶の世界まで、映画という表現のポテンシャルを再認識させてくれる素晴らしいものです。

介助者がアルファベットを順に読み上げるときに瞬きをすることで文字を特定し、単語を綴り、本を書き上げていくという、気の遠くなるような作業を続けるジャンに悲愴感はありません。

適度なセンチメンタリズムと絶え間ないユーモアが、周囲の人間と、本や映画に触れる者たちに、生きる意味を爽やかに突きつけていきます。

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2008年11月20日 (木)

星空

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2008年11月19日 (水)

夜中のウォーキング

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父に誘われて、今週末に長男と親子三代でトレッキングに行く予定です。そこで、新しく買ったトレッキング・シューズの慣らしも兼ねて、毎晩、隣家の父と30分ほどのウォーキングをしています。

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2008年11月18日 (火)

CANON スピードライト 580EX II

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子供の写真を撮ろうと思っても、休日以外はほとんど日が暮れてからの室内撮りになってしまいます。

ISO感度を上げて、明るいレンズで絞りを開けて撮ると、何とか対応はできますが、どうしても被写界深度が浅くなるので、動きの速い子供にピントが合わせづらくなります。

内臓ストロボを使う手もありますが、光量が足りないことも多く、バウンス機能がないので顔がテカって不自然な写真になりがちです。

そこで、十分な光量があって、バウンスさせる角度の自由度の高いCANON スピードライト 580EX IIを購入しました。

さすがにガイドナンバーの大きいCANONの上位機種だけあって、大きく重く、KX2に装着するとアンバランスですね。

天井にバウンスさせてプログラム・オートで撮れば、わりと簡単に室内撮影ができますが、細かく設定しようと思うと、ストロボ独特の撮影術をいろいろと覚えなければいけませんので、結構大変です。

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2008年11月17日 (月)

「akiko」

Akiko 久々に新譜を買いました。矢野顕子の4年ぶりのオリジナル・アルバム「akiko」。

僕はピアニストとして矢野顕子が大好きで、音符に羽が生えたように軽やかに鳴る彼女のピアノの音を聴くと、それだけで胸がいっぱいになります。

1曲目のイントロのアルペジオからもう完璧にアッコちゃんワールドです。楽器と言うのは不思議なもので、そのタッチ、そのリズムでだけで、まるで人の声と同じように個性が出るものです。ほんのちょっとしたフレーズだけでも、まぎれもない矢野顕子の世界!

アルバム全体を通してシンプルな強いリズムが心地よく、サザン・ロックのテイストを感じさせる曲も多いように感じます。

しかし、ZEPの「Whole Lotta Love」をやるとは!

まるで違う曲(どう聴いても矢野顕子オリジナル)になっていますが、原曲とは異なる不思議なカッコよさがあります。

コラボしているマーク・リーボウのギターは今回初めて聴きましたが、プリミティブなロック・ギターのクールさと知的なジャジー・テイストとアヴァンギャルドさがない交ぜになって、なかなかワクワクさせてくれるサウンドを出しています。

以前にパット・メセニーとやったように、矢野顕子は個性的なギタリストと共演すると、彼女の声とピアノがギターと絡まって、独特の立体感のある音像を作り上げます。

アルバムを通して繰り返し聴いていると、そんな音像で作られた仮想世界に連れて行ってくれるようです。

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2008年11月16日 (日)

バンド練習

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今日はThe Heart Beat Club Bandの練習。

先月はメンバーの急用で定例リハーサルをスキップしたので、9月以来2ヶ月ぶり。1月のライブに向けて選曲。

このバンドも8年目に入るけれど、練習風景を撮影したのは初めてだな。

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2008年11月15日 (土)

「真夜中の五分前」

Five_minutes_to_tomorrow 先日、村上春樹の話で、春樹チルドレンについてちょっと書いたことがあったので、春樹チルドレンの代表のように言われている、本多孝好の「真夜中の五分前」を読みました。直木賞の候補にもなった作品です。

これで、村上春樹にそっくりだと言われると双方に対して失礼かな。

題名や装丁やSide-A, Bと上下巻に分けた構成や、と矢鱈にスカした小説ですけど。

人間描写に稚拙なところがないことはないけれど、巧いというか器用に書かれた小説だと思います。表現や比喩(それこそ村上春樹的と言われる所以)は相当に巧い。

けれども、後半に向かって作者の筆が走って来るにつれて、少しずつ様相が変わってきます。

スカした言い回しがなりを潜め、表現もストレートになり、熱を帯びてくる。

あたかも徐々に自分自身と向き合いだした小説の主人公のように。

この変貌を小説世界とリンクさせて確信的にやっているのなら脱帽だけど、最終的に出来上がっている本の装丁からすると必ずしもそうではないのかもしれません。

だから、この作者の評価は取り敢えず棚上げしておきます。

上巻(Side-A)だけ読んで、ケッと思ってやめちゃうともったいないかも。そういう点では、40代以上の者が読み続けるにはちょっと覚悟がいるかな。

Side-A, Bなんて装丁はやめて、「five minutes to tomorrow」なんて副題もやめて、上下巻まとめて一冊にしてしまえば、もう少し小説の評価は上がるかもしれないな。売行きは落ちるかもしれないけど。

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2008年11月14日 (金)

SLIK カーボン 814 EX

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11月末の連休に紅葉狩りのトレッキングに行く予定です。そこで、三脚を買うことにしました。

選んだのはSLIK カーボン 814 EX

カーボン三脚ではベルボンのものなどが定評がありますが、さすがに高額で、今後どの程度の使用頻度になるか分からないので、コストパーフォーマンスに優れたSLIK製に決めました。実売価格は定価の6割引。なんでこんなに安くなるのかな。

高価なカーボン三脚を触ったことがないので比較できませんが、素人目にはどう見てもこれで十二分。相当に丈夫。

他の製品に比べて安価な理由は、ウレタングリップや石突やエンドフックや水準器がないことのようですが、これらはなくても僕には問題なさそう。浮いたお金で水準器付きのクイックシュー+自由雲台(SBH-320 DQ BK)(これも実売は4割引)も買えたし。ウレタングリップやエンドフックは、ホームセンターで部品を手に入れて、自分で付けている人もいるみたい。

これで撮影の幅が広がるといいけど。

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2008年11月13日 (木)

The Kids Are Alright?

今日、The Whoの大阪公演がありますね。

行こうかどうか迷いましたが、好きだった「リード・ベース」ジョン・エントウィッスルも死んじゃったし、年取ったロジャー・ダルトリーは見たくないし、さすがにピート・タウンゼントも飛べないだろうし、平日だし・・・とか、理由を付けて、行くのを辞めました。

僕はキース・ムーンが生きていたころのThe Whoはもちろんですが、全盛期のライブはビデオ以外では観たことがありません。

けれども、サイモン・フィリップスのドラムでやった89年のUSツアーを観に行ったときの印象が今も鮮烈に残っています。マイクを振り回すロジャー・ダルトリーのカッコ良かったこと!

こういうのが本当のロック・ボーカリストだな、と思ったのを覚えています。

サポート・ベーシストのピノ・パラディーノはジョン・メイヤー・トリオでいい仕事をしてるし、昔とは別物でしょうが、今のThe Whoもそれなりにいいのかもしれませんが。

クイーン+ポール・ロジャーズも別物としては良かったしね(あれはビデオを観て、観に行けば良かったと、ちょっと後悔しました)。

こんなライブが今でも観られるのだったら、追っかけでもするけどね!

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2008年11月12日 (水)

「打たれ強くなるための読書術」

Utareduyoku 東郷雄二著「打たれ強くなるための読書術」を読みました。

総論としては、そう目新しいことは述べられていませんが、各論としては面白い読書論でした。

総論的には、よくあるタイプの「人格の陶冶という精神論」を目指した読書論ではなく、実践的な「正解のない世界に」「中腰で耐えつつ」生きていくための方法論を説いた本です。

恋愛小説や冒険小説を楽しむ「青春読書」の時期を終えた大人が、「自分を組み換える」ために必要な読書方法を提唱しています。

これを、本から何かを受け取る一方の「受動的読書」ではなく、自ら本に問いかける「能動的読書」と位置づけ、そこから「知的に打たれ強くなる」力を身につけることを説いています。

この「知的に打たれ強い」というのは豊富な知識で議論に勝つことではなく、「わからない」あるいは「完全にはわからない」という中途半端な「正解のない世界に耐え」、「判断をカッコに入れ」たまま本を読み進む、高度な知的作業ができる能力のことだといいます。

分かりやすく論を展開するために、この真逆である「知的に打たれ弱い症候群」というのを具体的に以下のように示しています。
1.すぐに解答を欲しがる
2.どこかに正解がひとつあると信じている
3.解答に至る道をひとつ見つけたらそれで満足してしまう
4.問題を解くのは得意でも、問題を発見するのが不得手である
5.自分の考えを人に論理的に述べる言語能力が不足している

自分がこれに当てはまらないように努力しているつもりではありますが、思い当たる節は少なくないと思います。あふれる情報を整理する忍耐力が足りずに、ついつい易きに流れてしまい、いわゆる二次情報を信じ込んでしまうことはありますね。

本に書いてあることを鵜呑みにせず「本との距離を取り」、必要とあらば「判断を一時的にカッコに入れて」、「正解がないという状態に耐える」のは、メディア・リテラシーの能力にも通ずるところがありますし、内田樹氏が説く「中腰で耐える」という力にも共通するところがあるように思います。

本書の面白いところは、そういった総論を説くだけでなく、「知的に打たれ強くなる読書術」として、具体的な方法論に多く頁を割いているところです。

それは、「本の探し方」や「本への感度を上げる」方法から始まり、「本の読み方」にまでも細かく踏み込んだものとなっています。

「本の探し方」で紹介されていた、国立情報研究所の「想-Imagine Book Search」は相当に面白いです。是非とも一度試してみてください。

「本の読み方」としては、本書の提唱する「分析読書」「比較読書」「批判読書」をするためには、自分で本を買い、線を引き、書き込みをしながら読むことが肝要であると述べられています。

僕は、ここ最近は本の置き場所や経済的なことを考慮して、9割以上の本は図書館で借りているのですが、本を読みながら「ここに線を引きたいな」と思うことはよくあります。そんなときはいつも架空の線を引きながら読み進めますが、結局すぐに忘れてしまいます。

これからはせめて付箋を貼りながら読むことにしようかな。

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2008年11月11日 (火)

写真

写真を撮るのが楽しくなってきた。

昔は写真を撮るのも撮られるのも嫌いだった。
10代、20代のころの写真は、集合写真と記念撮影くらいしかない。

カメラマニアだった祖父の形見にNikon Fをもらった。
純粋に機械に対する興味から、しばらく触ってみたが、長続きしなかった。

一時シアトルに住んでいた時に、格安で売り出されていた型落ちのEOS650を買って、アメリカ一周の放浪に出た。
ボストンバックの一番上に、シャツにくるんだEOSを入れていた。
ニューヨークにもアラスカにも行った。
ストーンズのUSツアーの追っかけもした。
写真を撮る技術も何も考えずに、とにかく毎日撮りまくった。
けれども、日本に帰ってきてからは、ほとんどEOSに触らなくなった。

写真を撮ると思い出が減ると思いこんでいた。

せっかく心でシャッターを切っているのに、ファインダーを覗く行為がそれを邪魔すると思っていた。
ファインダーを覗いているために、見たいものが見られない気がしていた。

子供が生まれて、家内の両親にFinePix4700Zをもらった。
当時では信じられないくらいコンパクトで高性能なデジカメだった。
日々変わっていく子供に、記憶のシャッターは追いつけないことを知って、FinePixのシャッターを押し続けた。
コンパクト・デジタルの画素はどんどん増え、筺体は小さくなり、安価になり、IXY Digital 700を買った。
どこへ行くのにもカメラは手放せなくなった。

4人目の子供が生まれて、EOS KX2を買った。

今でも、カメラのファインダーを覗く度に、シャッターを押す度に、想い出が削がれるような気はしている。

けれども、写真には、記憶のフィルムには焼き付いていない、別の風景が、別の表情があることが分かってきた。
写真を撮ることで、新しいものが見え、新しい記憶が増える。

写真は面白い。

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2008年11月10日 (月)

曇天

このところ、雨は降らないまでも、すっきり晴れない日が続いています。

最低気温も10℃を切り、秋も深まってきました。

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2008年11月 9日 (日)

蕎麦

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昨夜は、松江から大阪に出張に来た旧友に逢いに。

大阪の友人宅でちょっとした同窓会。

松江土産の出雲蕎麦をみんなでつつく。

昔話に、バイク話に、コンピュータ話に、カメラ話に、大いに盛り上がる。

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今日は神戸の友人に誘われて、篠山市の蕎麦屋へ。

僕は知らなかったけれども、一会庵は隠れた名店らしく、朝早くから遠方の客たちも並ぶみたい。11時半の開店を待って、10時過ぎに友人らと現地で落ち合う。

看板も何もないけれども、田園の中にポツンとある茅葺屋根が目印。

店の外では走り回っていた子供たちも、店の中では割とおとなしくしてくれて助かる。

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メニューは蕎麦切りの他に蕎麦がきと蕎麦がきぜんざいのみ。

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長男は蕎麦切り一皿を平らげたけれども、蕎麦がきは子供たちの口には合わなかったみたい。

コシのある生粉打ち(十割蕎麦)は、硬すぎず柔らかすぎず、パサパサしたところもなく、いい塩梅。遠方から蕎麦好きが集まるのも納得。

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2008年11月 8日 (土)

冬支度の庭

植木屋さんにプラタナスの枝を刈り取ってもらいました。これから落ち葉が多くて大変なので。

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2008年11月 7日 (金)

エギゾースト・ガードのネジ

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先日、ムルティストラーダのエギゾースト・ガードのネジが抜けているのに気がついたのですが、点検後間もなかったので、ディーラーに電話したところ、ネジだけ郵送してくれました。

わざわざディーラーまで行かなくて済んだので助かりました。

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2008年11月 6日 (木)

三条大橋周辺

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京都2日目の朝は宿のある三条大橋周辺を散策。

昼からは南禅寺の近くにある洛翠で家族同伴の同窓会。

この洛翠の庭園は、明治42年に7代小川治兵衛氏によって造られ、現在も「植治」当主11代小川治兵氏により維持されているという由緒あるものだそうです。

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2008年11月 5日 (水)

二条城

残念ながら二の丸御殿の中は撮影禁止。

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庭でみたらし団子をおやつに。

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2008年11月 4日 (火)

金閣寺

この趣味の悪い建物をきれいに写すのは、写真の初心者には難しすぎます。

周囲の緑をきれいに撮ろうとすると、金閣はのっぺりテカテカと光り輝くだけになってしまうし、金閣の細部の陰影も写し取ろうとすると、周りの緑が映えない。

ましてや、ここに家族が並んできれいに写真に納まるなんて到底無理。

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2008年11月 3日 (月)

今日はのんびり

昨日は大渋滞の京都を抜けて帰宅。連休の渋滞に加えて、天皇ご一家が京都に来られていた影響も。

やっぱり、この時期の京都に車で行くのは大変。でも、わが家の場合は4人の子供をぞろぞろ連れて、ベビーカーを押して、込み合う列車に乗るほうがもっと大変。

今日は一日のんびり。

朝から子供たちの宿題を見て、諸々の片付けをして、子供たちには「となりのトトロ」のビデオを見せておいて・・・

午後から雨が降りそうだったので、午前中のうちにムルティストラーダで近場を流す。

景色を見ながらゆっくり走っていると、BMWの集団が追い抜いていく。肌寒さもなく、いいツーリング日和。天気も何とか持ちそう。

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午後からは、子供たちを連れて、近所の高校の文化祭へ。

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2008年11月 2日 (日)

今日は長女の誕生日

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今日は長女の4歳の誕生日。

毎年仲間内の持ち回り幹事で開催している僕の同窓会が京都であったため、前日から家族で京都に行きました。その家族参加の同窓会でみんなが祝ってくれました。

ケーキが2つも並んで、長女もちょっと照れくさそう。

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2008年11月 1日 (土)

「再会の街で」

Reign_over_me DVDで「再会の街で」を観ました。

「愛が僕を支配する 僕の上に雨を降らせて」(Love, Reign O'Er Me/The Who)
―脚本を補って余りあるアダム・サンドラーが見せる喪失と再生

ニューヨークで暮らす歯科医のアラン(ドン・チードル)は、家族にも仕事にも恵まれ、充実した毎日を送っていた。ある日、アランは大学時代のルーム・メイト、チャーリー(アダム・サンドラー)を偶然街で見かけ、愕然とする。9.11のテロで家族を失い変わり果てたチャーリーは、心ここにあらずの様子で町をさまよっていた。アランは何とかチャーリーの力になろうとするが、閉ざされた彼の心の扉を開くことは難しく、チャーリーと関わる内に、アランは改めて自分と向き合いはじめる・・・

9.11以後の喪失感を、饒舌にならずに、美しいニューヨークの街並みで表現したカメラワークが見事な映画です。

そして何よりも、この映画の白眉は、アダム・サンドラーに尽きるでしょう。

僕はコメディ俳優としてアダム・サンドラーは大好きなのですが、最初にこの映画でアダム・サンドラーを見たときは誰だか分りませんでした。

それくらい風貌や表情どころか「眼」までも、これまでの「アダム・サンドラー」とは全く異なる演技には驚かされるばかりです。彼の動き、表情、眼差しが表す、「悲しみ」、「喪失感」がこの映画のすべてだと言っても過言ではないでしょう。

そして、それを受けて立つドン・チードルも手堅く、恵まれた日常の中で忘れていたものに気付かされていく男を好演しています。

対して、脚本はちょっと詰めが甘い。

まず人間関係が整理して描き切れていないし(アランの家族、精神科医のリヴ・タイラーとその患者女性の描き方、チャーリーの親友だった会計士はもっと深く描けばもっといい話になった筈)、チャーリーの喪失感の源が9.11のテロである必然性も薄い。9.11を題材にすることで、個人的な喪失感をもっと多くの人が共感しやすいものにしたかったという意図はあるのでしょうが、そうであればラストの展開はちょっと安易すぎやしないか・・・

気になる点はあるものの、アダム・サンドラーの迫真の演技と、夜と昼のニューヨークを描いた美しい映像で、記憶に残る映画だと思います。

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