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2008年9月12日 (金)

「地球温暖化論のウソとワナ」

Global_warming 最近過熱する一方の地球温暖化CO2主因説に対して、ようやく冷静に異論が唱えられるようになってきましたが、5月に出版され、高い評価を得ている「地球温暖化論のウソとワナ」を読みました。

「ウソとワナ」というかなり煽情的なタイトルではありますが、これまでCO2主因説の根拠とされてきた数々のデータを、丁寧にわかりやすく解説し、それが根拠として如何に曖昧で脆弱なものかを論説しています。

また、CO2主因説を支持している気候変動に対する政府間パネル(IPCC)は、純粋に学術的な立場にあるのではなく、原子力発電を推進しようとしている英国などの影響もあるといった指摘があり、政治的な駆け引きの問題も孕んでいるようです。

しかし、CO2主因説を唱える学者たちから、これらのデータが如何に盤石で揺るぎないものであるかという解説をした本も少なからずあり、様々な本や資料を読めば読むほど虚々実々としていて、僕らは一体何を信じてどういう行動をとるのが「正しい」のか分からなくなってきます。

いずれにせよ、極端な意見や行動からは一歩下がって冷静に対応することが大切なのでしょう。そういう意味では、この本の著者、伊藤公紀氏があるウェブ・サイトのインタビューで答えていた通りだと思います。

もちろん、無駄を減らして、CO2排出が少ないクリーンで快適な社会の実現を目指していくのはよいことです。でも、そもそもの目的は地球規模の気候変動に対応しようということだったはず。CO2削減だけに固執する現状は、徳川綱吉の『生類憐みの令』に似ている。動物の命を守るために、人を処刑するのは本末転倒ですからね。気候変動は人為的でない要素も多い。真に豊かで幸せな世界を実現していくためには、CO2削減以外にもバランスよく取り組んでいかなければいけないことがたくさんあるはずです。」(伊藤公紀氏)

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コメント

アメリカが中国やインド、アフリカを牽制する為にやったことだとも言われてますね。
もうどこまでがホンマか解らんようになりますが、フェラーリのデザインをしてた日本人デザイナー(名前失念)がこう言ってました。
「資源を使ったら、その資源以上の価値を生み出す仕事をすること。それがボク達に出来ること」
私も肝に銘じて木材を使おうと思いました。

投稿: ふぐりマン | 2008年9月14日 (日) 02時49分

ふぐりマンさん、今日はどうもでした。
お土産もありがとうございました!

これを言ったのは奥村清行さんかな?
物づくりに携わる人の金言ですね。
結局、人間は人間の為にしか生きられない業を背負っているのですよね。そのことを忘れずに、人間も自然も大切にする生活をしていきたいものです。

投稿: akamatsu | 2008年9月14日 (日) 23時05分

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