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2008年7月17日 (木)

「象の背中」

Zonosenaka DVDで「象の背中」を観ました。

いい話だけど、みんな優等生すぎる

48歳になる藤山(役所広司)は不動産会社の部長として仕事は順調であり、家庭も円満で、妻(今井美樹)と大学生の息子・高校生の娘と幸せな日々を過ごしていた。しかし、ある日突然、肺癌で余命6か月と医師に宣告される。宣告を聞いて彼が選んだのは、癌との闘病生活ではなく、これまでの人生で出会ってきた人たち(初恋の人、喧嘩別れしていた高校時代の親友・・・)と会って別れを告げ、自分の人生と向き合って死を受け入れていこうということだった・・・

秋元康の新聞小説の映画化です。この役のために10Kgは減量したという役所広司の存在感や、岸部一徳ら名脇役の深い間のある演技で、印象深い映画に仕上がっていると思います。

けれども、登場人物すべてがちょっと優等生すぎやしないかな。

主人公はもちろんのこと、妻(今井美樹はミスキャストじゃない?)、子供たち、会社の上司・同僚・部下、兄弟、友人、愛人・・・、みんないい人過ぎます。物分りが良すぎます。

まあ、それだけ主人公が人徳者だったと言われれば身も蓋もないのですが、ちょっとリアリティがないなあ。

せっかく役所広司が体を張って取り組んでいるんだから、もっと人生の毒というかドロドロしたところも出しきって、聖も邪も渾然一体としたところから光が差し込むようなエンディングに運んでくれれば感動できたと思うのですが、何だかちょっと白けてしまったようなところがあります。

いいテーマのストーリーだし、いい役者が揃っているので(役所広司と岸部一徳の会話のシーンなんかは見事な間合で、この映画の白眉でしょう)、ちょっと残念でした。

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コメント

たまたま、WOWOWでやってたのを見ました。
今井美樹がミスキャストかどうかはわからないけど、男の側の理想を絵に描いたような人物設定で、あんなできた嫁はんはおらん(おったら紹介してくれ)、と思いますね(笑)。

投稿: iri | 2008年7月18日 (金) 00時24分

秋元康の奥さん(高井麻巳子)はあんな感じなのでしょうか(笑)。
愛人(井川遥)のキャラもちょっと主人公にとって都合良すぎますよね。

投稿: akamatsu | 2008年7月18日 (金) 10時13分

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