「西の魔女が死んだ」
映画化され、間もなく公開予定の「西の魔女が死んだ」を読みました。
中学生になって間もなく学校に行けなくなってしまった少女まいが、「西の魔女」=おばあちゃんと過ごした日々を描いた小説です。
主人公の少女の繊細な心模様の描写と豊かな自然描写が丹念に重ねられ、よくあるタイプの再生ストーリーですが、必ずしもステレオ・タイプな甘い筆運びになっていないところに好感が持てました。
しかし、この作者の文章や構成は、どうも登場人物たちと読者との間に幕が一枚張られたような感じが否めません。小説というより脚本を読んでいるような・・・
何か素直な感情移入を拒まれているような感じがしないでもありません。そのちょっと突き放したところが、良くも悪くもアマチュアっぽい感じもします。
映画化はしやすい小説だと思います。けれども、ありふれたつまらない「ハート・ウォーミング・ストーリー」になってしまう恐れもあるような気もします。
映画も楽しみですね。
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