「カンナさん大成功です!」
DVDで「カンナさん大成功です!」を観ました。
ひと捻り半の変身物語
身長169㎝体重95Kgのカンナさん(キム・アジュン)は、類稀なる美声の持ち主だが、そのルックス故にアイドル歌手のゴースト・シンガーに甘んじてきた。女王様気取りのアイドルに馬鹿にされ、憧れのプロデューサー(チュ・ジンモ)の冷たい言葉を聞いてしまったカンナさんは自殺さえも決意する。けれども、死ぬ気の決心をした彼女は全身整形で別人に生まれ変り・・・
この手の変身物語(醜いアヒルの子が白鳥に・・・)は珍しくありませんが、この物語はひと捻りの面白さがありました。
華麗な変身を遂げた後も、コンプレックスを抱いて生きてきた心まではすぐには変身できないこと。過去の自分を捨て、親や友達も失うことへの逡巡。整形したこと、そしてそれを隠していることへの後ろめたさ。
こういった複雑な主人公の心理を巧く絡めて話を作り上げているところは、ありきたりの変身物語とは一味違うところです。
そして、もうひとつ面白いのは、美容整形というものを否定も肯定もしないところ。
日本でこの映画を作るならば、恐らく美容整形に否定的な印象8割(やっぱり見た目より心が大事、ナチュラルな美しさこそ一番)でエンド・ロールになると思いますが、そこはさすがに整形大国の韓国(進学や就職祝いに親が子に美容整形をプレゼントすることも珍しくないそうです)、否定・肯定の印象は5分5分といったところ。
ラブ・コメ、ロマ・コメとしても上質な作りで、誰が見ても楽しい気分になれると思います。
けれども、この映画の一番の魅力は、やっぱりキュートな主演のキム・アジュンに尽きるのではないでしょうか。
女性が可愛らしくきれいになるという話なので、女優さんが可愛くないと話にならないのですが、それこそナチュラルなキュートさに溢れています(オーディションの条件は整形していないナチュラル美人であることだったとか?)。
見た目が美人なのは当然として、ちょっとした仕草などが可愛らしく、女性は見た目が大事だけどそれだけでもないよ、という部分に説得力を持たせているような気もします。
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