« ムルティストラーダ 燃料計と時計 | トップページ | ピアノ検定 »

2008年4月23日 (水)

「プレステージ」

時間と空間を斬新に切り刻んで映画史に残るインパクトを与えたPrestigeメメント」のクリストファー・ノーラン監督最新作「プレステージ」を観ました。

19世紀のロンドンを舞台に広げられる二人の奇術師の物語。

かつては同じ奇術師の助手であったアンジャーとボーデンは、アンジャーの妻の公演中の事故死から互いを憎み合うライバルとなる。アンジャーは妻の死の原因がボーデンにあると考えたからだ。そして、独立した奇術師となったふたりは互いに報復を繰り返し、とうとうアンジャーが公演中に妻と同じ状況で事故死し、その犯人としてボーデンが逮捕されるのだが・・・

物語はアンジャーの死からはじまり、ノーラン監督らしい時間と空間の入り乱れた演出で物語が展開します。

しかし、初見で多くの人を混乱に陥れた 「メメント」と異なり、この映画は話の流れがスムーズに理解できる演出となっていて、ほどよい緊張感を保ちながらも、映画の流れに身を任せていれば、その展開を楽しむことができます。

そういう意味で、「メメント」よりも遙かにエンターテイメントとして優れた作品となっています。

物語の結末は、察しの良い人であれば、途中からある程度の予想はつくでしょうが、それでも、緊張感が途切れることはなく、驚愕のラストが提示されます。

19世紀のロンドンという舞台づくりが非常に巧みで、映画全体の雰囲気も物語も熟成されていて、充実感を味わうことが出来る映画でした。

チョイ役でデヴィッド・ボウイが出てたのにはビックリ。

|

« ムルティストラーダ 燃料計と時計 | トップページ | ピアノ検定 »

本・映画」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。