「あの日にドライブ」
荻原浩の「あの日にドライブ」を読みました。
やっぱり巧いなあ。
まず、文章のテンポがいいし、他にはないユニークな表現もたくさんあって、この辺はやっぱりコピーライター出身という経歴が大きいのかも。
大手都市銀行を辞めざるを得なくなったエリート銀行マンが、とりあえず腰掛けのつもりでタクシー運転手になったけれども・・・。中盤までは、なんだかやり切れないつらい話が延々続きます。同世代としては、身につまされる思い。でも、銀行内部ってこんなに保守的で酷い組織なのかなあ。
中盤からはちょっとポジティブな展開になってきて、最後は爽やかな気分にもさせてくれますので、読後感は悪くありません。
他の作品でもそうだけど、この作者はラストの展開と、そこへ流れ込むような筆致が本当に巧いと思います。
| 固定リンク
「本・映画」カテゴリの記事
- 「アメリカン・ギャングスター」(2008.11.27)
- 「潜水服は蝶の夢を見る」(2008.11.21)
- 「真夜中の五分前」(2008.11.15)
- 「打たれ強くなるための読書術」(2008.11.12)
- 「再会の街で」(2008.11.01)


コメント