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2008年2月

2008年2月29日 (金)

「クィーン」

The_queen ヘレン・ミレンが昨年のアカデミー賞主演女優賞を獲った「クィーン」を観ました。

97年にダイアナ元皇太子妃が事故死したときに、イギリス王室は、既にチャールズ皇太子と離婚していたダイアナは民間人であるという理由で、当初は公式な声明も哀悼の意も表わすことはしませんでした。そのことがイギリス国民から強く非難されたのですが、その一連の「事件」を「クィーン」の立場から描いた映画です。

扱っているテーマが非常に政治的なものでもあり、虚々実々としているので、微妙な立ち位置にある映画ですが、単純に映画そのものとしては面白かったです。

その面白さの源は、外見も気品も威厳も強さも弱さも含めて「クィーン」になりきったヘレン・ミレンの演技にあると言い切ってもいいでしょう。主演女優賞は当然ですね。

女王本人や王室関係者しか知り得ないことも描いているので、基本的には実際の事件に基づいたフィクションと考えていいと思います。ですから、ここまで描き切ることができたのは、王室の柔軟性だけでなく、その内容が王室にとって「是」であるからでしょう。そういう意味では、この映画はあくまでも事件を一面のみから描いた純粋なフィクションと捉えておいた方が無難かもしれません。

ほとんどが存命の実在の人物を描いているのに、どこからも強いクレームをつけられず映画が成立しているのは、どの人物も「悪人」としては描かれていないからでしょう。それがこの映画の巧いところかも。でも、ブレア首相夫人だけはひとりバカっぽく描かれていて、これはいいのかな?

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2008年2月28日 (木)

吹雪

Kc380030 昨日は帰宅するときに吹雪になって大変でした。

降りしきる雪にヘッドライトが反射して前が見えにくい上に、あっという間にヘルメット・シールドの表面には雪が付着するし、シールドの内側は曇り始めるし。

3重の視界不良状態の中、低速で走って何とか帰路に着きました。

ヘルメット・シールドの内側はパール Sジェットという曇り止めを塗っています。この曇り止めは割と強力なのですが、ここまでの悪条件だと、曇りを通り越して水滴が付着してきますから、歯が立ちませんね。

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2008年2月26日 (火)

「あの日にドライブ」

Anohinidrive 荻原浩の「あの日にドライブ」を読みました。

やっぱり巧いなあ。

まず、文章のテンポがいいし、他にはないユニークな表現もたくさんあって、この辺はやっぱりコピーライター出身という経歴が大きいのかも。

大手都市銀行を辞めざるを得なくなったエリート銀行マンが、とりあえず腰掛けのつもりでタクシー運転手になったけれども・・・。中盤までは、なんだかやり切れないつらい話が延々続きます。同世代としては、身につまされる思い。でも、銀行内部ってこんなに保守的で酷い組織なのかなあ。

中盤からはちょっとポジティブな展開になってきて、最後は爽やかな気分にもさせてくれますので、読後感は悪くありません。

他の作品でもそうだけど、この作者はラストの展開と、そこへ流れ込むような筆致が本当に巧いと思います。

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2008年2月25日 (月)

かまくら

Img_3645 土曜日の夜から降り始めた雪は、しんしんと降り積もって、この冬一番の積雪となりました。

日曜日も気温が上がらず、断続的に降り続いていたので、多いところで積雪30~40センチくらいかな。

僕も子供達も一日中閉じ込められていたので、午後には全員で庭に出て、雪搔きも兼ねて、かまくら作りをすることにしました。

大きな雪山を作って雪洞を掘るほどの積雪もないし、人手も時間もないので、なるべく簡単に小さなものを作れるように工夫。

Img_3628プラスチック製の買い物カゴに雪を詰めて踏み固め、雪のブロックを作ります。気温が低く、雪がサラサラなので、踏み固めるときは水をまきながら行います。そして、この雪のブロックを煉瓦のように積み重ねていきました。

入口の部分は最初から開けておき、開口部と天井は木の板で補強して、上に雪のブロックを重ねていきます。上の方のブロックは小さめのバケツを使って作り、ブロックの隙間や表面に雪を盛っていきます。そして、天井までブロックが積み重なったら、補強していた板を外します。

これで完成! 外側からの盛り雪でしっかり補強したので、上に子供が乗っても全く問題なし。

Img_3639Img_3637ほとんど一日中雪が降り続いていたので、大はしゃぎで外に出た末娘は30分でリタイア。男子チームは子犬のように転げ回り、長男は建設的に、次男はひたすら破壊的に協力してくれました(笑)。

途中からは、隣家に住む私の両親も参戦してくれて、2時間ちょっとで出来上がりました。

今週は寒い日が続くようだから、しばらくは庭に残ってくれるかな。

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2008年2月24日 (日)

さよなら993

Img_3523_5_3突然ですが、3年近くの間連れ添ってきた993を手放すことにしました。

断腸の思いではあるのですが、ここしばらくの間、考えに考え抜いた結論です。

理由はいくつかあります。経済的なこと、車に触れられる時間的なこと、等々・・・。

まず、昨年4月に雨の高速道路で単独事故を起こし、車は完全に修理は出来たものの、予想以上に修理費用が嵩んだ上、保険料も上がってしまいました。修理そのものは申し分なく、多くの消耗部品を交換することにもなったため、むしろ以前より調子がいいくらいでした。しかし、この費用はやはり堪えました。993は部品代が高いのは承知していましたが、ちょっと予想を超えていましたね。

それから、子供たちが大きくなってきて、以前のように家族5人で(長男次男は後部座席に、末娘は助手席で家内の膝の上に)993に乗ることができなくなったこと。

平日にあまり子供たちと顔を合わす時間が取れない分、週末はなるべく家族と時間を過ごしたいと思っているので、独りでクルマに乗る時間はなかなかつくれません。ここしばらくはクルマ関係のイベントやツーリングにも参加していませんでした。

修理した当初は、修理代が嵩んだからこそ、これから10年でも20年でも乗ろうと思っていたのですが、保険代、税金、ガソリン代、タイヤ代等々の維持費を考えると、しばらく手放した方が良いという結論になりました。

当分は代替車の購入も考えていません。ウチのクルマはファミリーカー一台とバイクの構成で行くつもりです。少々の悪天候でもバイクに乗るのは苦痛ではありませんし、まだまだ体に無理が効くうちはスポーツ・バイク乗る時間を長く持ちたいと思っています。

独りで乗りまわせる趣味としてのクルマがないのは寂しいですが、相対的にバイクに乗る時間も増えるので、僕としては楽しみのベクトルが整理されて、それもまた良しかなと思っています。

993に代わる車は(また993にするかもしれませんが)、もう少し子供たちが大きくなって、全員で車に乗る機会が減ってきたときか、僕がもうバイクには乗れないと思ったときに考えようと思っています。まあ、ちょっとクルマ馬鹿の頭も一旦リセットしてみるのも悪くないかなと。

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2008年2月23日 (土)

「バベル」

Babel どこかに載っていた昨年の「観てがっかりした映画ランキング」で、「大日本人」に次いで第2位だったので、ちょっと敬遠していたのですが、賞レースを賑わせて話題となった「バベル」をようやく観ました。

・・・別に「がっかり」はしなかったけど。

モロッコ、アメリカ~メキシコ、日本でそれぞれ進行するオムニバスなストーリーが、互いに交錯しながら、しかし、結局とりたててストーリー的には大きくは絡まずに終わります。

尻切れトンボの映画といったような評もあるようですが、確かに、「で、どうしたの?」といった感じはしないでもない。

でも、音楽も含めて全体的な映画の雰囲気は巧く作り上げているし、この地球を包み込む「神の見えざる手」とでも言ったものを感じさせる出来は悪くないと思います。

けれども、そこから観客に更に何かを考えさせるという映画にもなっていない。

変に「完結」してしまっている気がします。

多分、この監督は優しすぎるのかな。もっと残酷な話になった方が、観客に訴えかけるものは強かったのかも。

143分、退屈はしなかったので、それだけの「力」のある映画にはなっています。

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2008年2月22日 (金)

「しゃべれども しゃべれども」

Shaberedomo DVDで「しゃべれども しゃべれども」を観ました。

古典落語にこだわり、行き詰まりを感じている二つ目の落語家、今昔亭三つ葉(国分太一)。彼のもとに、美人だけれども無愛想で口下手な女性、大阪から引っ越してきて言葉や文化の違いからクラスに馴染めない小学生、強面で解説が下手な元プロ野球選手が集まり、「話し方教室」=「落語教室」を始めることになり・・・というストーリー。

僕にはテレビや映画の中でしか馴染みのない東京の下町を舞台に描かれる映画です。

今の下町ってこんな感じなのかな。僕らが刷り込まれているイメージ通りの人情味豊かな様子が伝わってくる映像です。

伊東四朗や八千草薫といった、立っているだけで芸になるような役者に支えられて、国分太一が奮闘しています。決して巧くはないけれども、誠実さの伝わってくる彼の演技を不快に思う人はいないでしょう。

話としては、国分の成長物語としても、恋愛映画としても中途半端で、ちょっと消化不良な感じもしますが、全体的に爽やかな雰囲気は悪くはないかな。

清々しい気分には浸れる映画です。

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2008年2月21日 (木)

最近のムルティストラーダ

Multi1100 先週末の寒波の後は少し寒さも緩んできましたが、天候に関係なくほぼ毎日ムルティストラーダで通勤しています。

けれども、職場までの往復20Kmばかりで長距離を走っていないので、距離はあまり伸びず、ようやく2000Kmに達しようかというところです。

短距離ばかり乗っていて、1000Km点検以降はエンジンは結構回していますので(シフトアップする前に7000rpmは引っ張るかな)、平均燃費も15.6Km/L程度。

このところの朝夕の気温で片道10Kmの走行だと、やっとエンジンが暖まりかけたくらい。このエンジンは結構空冷性がいいようで、飛ばしていれば油温も50℃程度にしかなりません。ゆっくり2-3速だけで走っても60℃ちょっとくらいかな。

通勤路は、高速を出せるバイパス道路~市街地~軽いワインディングとバラエティーに富んでいるんだけど、いまひとつ好みのサス・セッティングが得られません。

プリロードは、締めておいた方が高速でのギャップなどの影響も少なく安定していますが、コーナーではむしろ抜いておいた方が、シャシーのしなりとサスのしなりがマッチするような扱いやすさを感じます。

ムルティストラーダは基本的にどんな乗り方でも合う何でもありなバイクなのでしょう。どういうセッティングでも不安はなく走れますけどね。

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2008年2月20日 (水)

「パフューム」

Perfume DVDで「パフューム」を観ました。

18世紀のフランスが舞台。類い稀な嗅覚という才能を持って生まれた青年が香水調合師となり、人をも操れる奇跡の香水作りを追い求めて、香水の「材料」として若い女性たちを蒐集するというストーリーです。

匂い(臭い)という目には見えず音にも表れないものを、映像と音楽で表現しようとした試みはよく伝わってくると思います。

マクロ・ショットを多用した官能的(時としてグロテスク)な映像と幻想的な描写で、匂い立つような幸福も臭気漂う絶望も分かりやすく描かれています。

そもそも荒唐無稽なストーリーは、中盤よりさらに輪をかけていきます。しかし、これは自らの体臭がない青年のたどる寓話として語られているので、観ている者を不思議に納得させる力があるようです。

監督は「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ。この監督、音楽も担当しているんですよね。演奏はベルリン・フィル。時にねっとりと絡みつき、時にさらりとした手触りも感じさせる映像を、音楽が巧く盛り立てています。

「ラン・ローラ・ラン」とはずいぶん作風が違いますが、映像ではこれまで表現しにくかったものを表現しようという意気込みは共通しているように思います。

独特の寓話性や映像に執着した作りで、いわゆるハリウッド映画とは一線を画す大作です。

非常に面白い映画で、観ていて飽きませんが、好き嫌いははっきりと分かれる作品でしょう。

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2008年2月19日 (火)

Blu-ray Disc VS. HD DVD

2月16日、東芝がHD DVDから撤退するとの報道が流れましたね。

東芝は今もなお、「現在市場の反応を見ながら今後の事業方針について検討はしているが、報道のような決定をした事実は無い」との声明を発表していますが、いずれにせよこんな報道が流れた時点で、もう決着はつきましたね。

東芝の声明が本当なら、この報道はかなり恣意的なものだし、世論誘導と言ってもいいかもしれません。

北京オリンピックを前にして、この決着を心待ちにしていた様々な業界の思惑が見え隠れするニュースですね。

消費者としては早い規格統一は喜ばしい限りです。

一方のBlu-ray Discの勝因は何だったんでしょうね。

当初から、Blu-rayの方が技術的には優れていて記録容量も多いものの、従来のDVDとの互換性がないことや、比較的高価であることがネックとされてきたと思います。

互換性の点では、今ではほとんどの市販ハードはピックアップが3波長化されているとのことで問題はないようですし、価格の点でもずいぶん安くなってきたように思います。

これらの要因に加えて、おそらくはアメリカのソフト市場を中心とした色々な政治的な駆け引きがあったのでしょうね。

よく引き合いに出されるβ VS. VHSの時には、我が家はずっとβ派だったので、いろいろと苦労も絶えず、最終的には再生機が何台もあるような状態だった記憶があります。

そんな状況にならなくて良かったと思いますが、ウチでBlu-rayを導入するのはオリンピックも終わって、ハードも安くなって、ソフト供給も安定してくる頃・・・、2011年までには「市場の反応を見ながら、検討」したいと思っています。

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2008年2月15日 (金)

「ゾディアック」

Zodiac DVDで「ゾディアック」を観ました。

60年代後半から70年代前半にかけて、サンフランシスコ周辺で実際にあった連続殺人犯(シリアル・キラー)「ゾディアック」を追った人々を描いた映画です。

無差別にカップルやタクシー運転手を襲い、新聞社に謎の暗号文を送りつけ、暗号文を掲載しないとまた新たな事件を起こすと脅す、そしてテレビに特別番組を組ませて電話で「出演」までしてしまう、マスコミを利用したいわゆる劇場型殺人事件の最も古いケースがこの映画で忠実に再現されています。

「セブン」や「ファイトクラブ」の監督デヴィッド・フィンチャーは、このアメリカ犯罪史上に残る未解決事件を、細部まで丁寧に描きながら、事件にかかわった人々の群像劇として映画を構成していきます。

とにかく事実を違えぬように忠実に描いているようなので、物語の展開としては面白く膨らませようもないのですが、事件を追いかけた新聞記者、刑事、そして新聞の風刺漫画家(この映画の原作とも言える本を執筆したロバート・グレイスミス)の心理描写やその後の人生を描くことで、この事件を浮き彫りしていこうとする手法を取っています。

興味深いのは、重要容疑者とひとりの新聞記者を除いて、関係者が皆存命していること。DVDにはエクストラとして実在の彼らのインタビューも添えられています。

曲げようもない事実を描いているため、ミステリーとしてはオチも何もないので、消化不良に感じる人もいるかもしれませんが、この話、僕は面白かったですね。

実際にあったこの事件をドラマとして描くことはとても困難なことだと思うのですが、デヴィッド・フィンチャーは実在の人物に敬意を払いながら、そして過去の陰惨な事件を面白おかしくエンターテイメントにすることもなく、映画として成立させていると思います。これは監督としてすごい力量じゃないかな。

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2008年2月14日 (木)

「あるスキャンダルの覚え書き」

Notes_on_a_scandal DVDで「あるスキャンダルの覚え書き」を観ました。

実際にあった女性教師と15歳の生徒の「不適切な関係」による事件が基になっている話だそうですが、物語の中心はその事件そのものではなく、その女性教師(ケイト・ブランシェット)の「親友」である老女性教師(ジュディ・デンチ)にあります。

初老に至るまで恋愛も結婚もせず、偏屈で毒舌家で職場でも孤立している老女性教師の日記「Notes on a Scandal」における独白が、この物語を進めていくことになります。時に客観的に、時に独善的に、そして時に恣意的に。

謎解きもどんでん返しも何もない話ですが、これは一種のサイコ・サスペンスになるのかな。サイコ・スリラーと言ってもいいかも。

精神医学者の春日武彦氏が、「人間の業において最も厄介なのは、他人を思い通りに操作して満足感を得たいという「コントロール願望」だ」と述べていましたが、これはまさに「コントロール願望」という人間関係における永遠のテーマが少し顕著な形で現れただけの話なのでしょう。

ちょっと非現実的にも思える支配・被支配関係をふたりの演技派女優(この映画でアカデミー賞の主演・助演候補になったそうです)がリアルに演じていますが、少しデフォルメされているだけで、案外どこにでもある話なのかもしれません。

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2008年2月13日 (水)

Img_3576 昨夜からしんしんと降り続いていたので、ヤバイなあと思っていたのですが、朝起きたら雪国のようになっていました。

スキー場以外でこれだけの積雪を見るのは久しぶりだなあ。

道路も圧雪。

子供たちはおおはしゃぎだけど。

さすがにバイクも出せず、今日は少しゆっくりめの出勤です。

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2008年2月12日 (火)

最近の天候

Img_3416_2 年が明けてからの天候って、ちょっとすっきりしないと思いませんか?

一日中晴れ上がる日がないように思うのですが・・・

昨日はやっと一日良い天候に恵まれて、バイクと車の洗車をして(水洗いだけですが)、午後には子供たちと近所の公園で遊びました。

一日雨も雪も全く降らなかったのは、今年初めてじゃないかな。

ところが、今日はまた雨。洗車したのになあ・・・

僕の住んでる地方だけかと思ったら、どうもそうでもないみたい。スキー場は雪不足はなさそうだけど。

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2008年2月 8日 (金)

「ダイ・ハード4.0」

Die_hard_40 近所のツタヤでようやく旧作扱いになったので、「ダイ・ハード4.0」を観ました(近所のツタヤでは毎週水曜日が「旧作半額デー」なのです)。

一言、まあ、よくもこれだけ金掛けてドンパチやったなあ、というのが感想ですかね。

無駄な描写はとにかく省いて、次から次に派手なアクションを詰め込んで、ヒトもたくさん死んでるんだろうけど全く血生臭さを感じさせずに、あれよあれよという間に話が展開します。

そこにジョン・マクレーンの「ボヤき」を挟めば「ダイ・ハード」の出来上がり、と言ったところでしょうか。

いわゆる「息をもつかせない展開」という意味では、ハリウッドらしい巧さが存分に観られますし、こういう映画が年に1本くらいあるのはいいと思いますが、特に「ダイ・ハード」じゃないといけない理由もないしなあ。

まあ、あっという間に2時間経ってしまいますし、気晴らしには悪くない映画かな。でも、大画面で見ないと面白さは半減かも。

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2008年2月 6日 (水)

「輝ける女たち」

Le_heros_de_la_famille 最近、何故だかフランス映画づいていますが、DVDで「輝ける女たち」を観ました。

カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・べアールといった豪華キャストによる大人の再生物語といった感じの話です。

フランス・ニースにある古いキャバレー「青いオウム」のオーナーが死に、その息子同然に育てられ、かつては一世を風靡したマジシャンのニッキーとその元妻、元愛人、腹違いの息子・娘が一堂に会してストーリーが始まります。

まず何よりも人間関係が複雑で、理解するのが大変なのですが、その理解し難い人間関係とキャラクターのバラエティー(女装趣味、移民、ゲイ、女たらし、高級娼婦・・・等々)そのものがこの話の肝になっていて、多くの観客にとっては非日常的な人物たちが迎える人生の岐路と再出発が清々しく描かれています。

そういう際立ったキャラクター達の織りなす物語なので、観客としては極めて客観的に観ることができるというのがこの映画の面白いところかもしれません。

悲劇でも喜劇でもなく、ひとりとして特に悪い人はいないという映画ですが、観終わった後は何だかサッパリ感があって、悪くない映画でしたね。

しかし、この邦題、どうなのでしょう?もう少し、観たいと思わせる題名が付けられないものかな?

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2008年2月 4日 (月)

DAW (Digital Audio Workstation)

今年は音楽関係の研鑽を積んだり、広い領域の本を読んだりと、ちょっと内向きに自分磨きをしてみようかなと思っています。

音楽については、これまでのバンド活動に加えて、久しぶりに曲を書いて宅録してみようかと思っています。

学生時代には自分のバンドや他人のバンドのために曲を書いて、宅録でデモテープを作ったり、シーケンサーやパーフォーマーなどのDTM (Desk Top Music)ソフトを使って遊んでいましたし、自分の結婚式でもテーマ曲を作ったりしたものですが、ここのところはそういった創作的な活動は全くしていません。音楽活動は絶えずしているのですが、基本的に再生産の活動ばかりです。

このブログも、特定の誰かのために書くというよりは、むしろ自分自身の記録としての意味合いが強いように思っているのですが、同じように、必ずしも何かの目的というのではなく、曲を作って記録しておくというのもいいなあと思い始めています。

そこで、ここ最近の宅録事情を調べてみましたが、えらいことになっていますね(笑)。

MTR (Multi Track Recorder)専用機が非常にお手軽かつ安価で、CDを焼くところまで出来るようになっている一方で、DAW (Digital Audio Workstation)と呼ばれる音楽作成ソフトはとんでもなく高性能になっているようです。

ソフト・シンセサイザーや音源の充実は言うに及ばず、アナログ入力の音源も難なく自由自在に加工できるようです。

S7_producer_3d_box 最近バージョン・アップされた「SONAR」というDAWソフトのデモDVDを観ましたが、適当にアナログ入力したヴォーカルやギターの音のピッチやタイミングを簡単に編集し、いわゆる「ノリ」や「グルーヴ感」がプログラミングされた加工がワン・クリックで出来るようです。ヴォーカルに至っては、コーラス・パートを人工的に作成して重ね合わせたり、声のビブラートの振れ幅や強さをマウスでドラッグするだけで作り出せたりするようです。

もう、ここまでくると歌が上手いも下手もないですね。何でもありです。かつてはアイドル歌手の歌なども、何度も歌わせて、いいところのツギハギ(パンチ・イン、パンチ・アウト)で作っていたようですが、今はそんな手間も必要ない訳です。

それが家庭用のパソコン画面で割と簡単に出来てしまう。恐ろしい時代になったものです。

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