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2008年1月11日 (金)

「「狂い」の構造」

Kurui_no_kouzou 春日武彦氏と平山夢明氏の対談本「「狂い」の構造」を読みました。

タイトルや装丁から予想される学術的な内容ではなく、ホラー作家(と言っていいのかな?)の平山氏が「狂い」について縦横無尽に語りまくり、精神科医の春日氏がそれに一定の論評を与えるといった感じで、和気あいあいとした放談です。

「はじめに」で春日氏が述べているとおり、「平山の鬼畜系想像力と春日の不謹慎な解説を撚り合わせたもの」であり、「このろくでもない世間を理解するための視点やヒント」を提示していると思います。

歴史に残る犯罪からごく最近の社会的事件を含めて、「狂い」を軸に読み解こうとしていて、多くの人が興味を持って読み進めることができると思います。

「「面倒くさい」が「狂い」のはじまり」とか、平山氏が低迷していた時に春日氏に「部屋を掃除しろ」と言われ実行してから、自分をコントロールできるようになってスランプを脱したとかいった話は、ちょっとドキッとさせられますね。

これを読んでいると、自分の中に「狂い」がないのか、はたまた今の自分と「狂い」の世界はグラデーションのように繋がっていないのか、と気になってきますが、春日氏の他書によると狂気と正気の間には大きな隔たりがあるのだそうです。

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