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2008年1月

2008年1月31日 (木)

「海馬―脳は疲れない 」

Kaibaほぼ日刊イトイ新聞」での睡眠に関する対談が非常に面白かったので、脳科学者の池谷裕二氏と糸井重里氏の対談本「海馬―脳は疲れない 」を読んでみました。

池谷氏の海馬~記憶に関する研究に端を発した話は、糸井氏の巧みな誘導によって、記憶術から人生論に至るまで広がっていきます。

感心するのは糸井氏のコーディネイター・プロデューサーとしての力量。相手の言葉を読者に分かりやすい言葉に置き換えつつ、相手からさらに裾野を広げた言葉を引き出してくる話術は天才的だと思います。

きっと対談相手も思わぬ展開と自分自身の言葉が広がっていく様子に驚くんじゃないかな。

池谷氏も、対談が進むにつれて糸井氏のペースでどんどん言葉が引き出されてきて、そのことに興奮している様子が伝わってきます。

池谷氏も糸井氏も共にあとがきで、「この本は、私も含め、この地球上に生きるすべての人への応援歌」「「勇気」をもらった」と書いているように、この対談は、「生きる」=「年を重ねていく」ことへの賛歌とも言える内容となっています。

平易な言葉で短時間で読めて、元気になれる一冊です。

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2008年1月30日 (水)

「愛してる、愛してない・・・」

A_la_folie_pas_du_toutアメリ」で有名になったオドレイ・トトゥ主演の「愛してる、愛してない・・・」を観ました。

前半は「アメリ」風の雰囲気たっぷりに、ロマンチックで小粋なフランス映画と思わせて進行しますが、中盤から何やらサイコ・ホラーぽい話になってきて・・・

中盤で完全にネタばらしをしながらも、小気味よいリズムと構成で、最後まで飽きさせずに観させる描写は非常に巧いと思います。

シンプルで分かりやすく、映画が映画たるオーソドックスな要素「恋愛」・「サスペンス」を気軽に楽しむことができる佳作です。

比較的上演時間も短く(96分)、観終わった後はちょっと食い足りないなあという感じもなくはないですが、あまり構えずに観られる映画としてはいい塩梅かなとも思います。

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2008年1月29日 (火)

Img_3539 この週末は全国的に冷え込んだようで、我家の周辺でもそこそこ雪が降りました。

でも、僕が子供のころのように20-30センチ程度積もることもなく、たいていはその日の午後には溶けてしまいます。

道も、通勤時間帯には圧雪や凍結はなく、乗用車にとっては危険はなさそうです。

しかし、轍の間や道の真ん中にはシャーベット状の雪が残っていることもあり、バイクではヒヤッとすることもあります。

とにかく低速でバンク角をつけずに、なるべく舵角だけで曲がるように努力しています。

冬のバイク通勤。傍目で見るほど寒くはなくて、乗ってしまえば意外に快適なのですが、いちいち着込むのはやっぱり面倒です。

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2008年1月27日 (日)

誕生日

今日は家内の誕生日でした。

けれども今日は友人の結婚式があったので、昨日の夜に家族でパーティーをしました。

Img_3544 料理は昨年僕が作って大評判だった煮込みハンバーグを再現。

今回は正月に家内と二人で6時間ぐらいかけて作ってストックしておいたデミグラス・ソースを使いました。

このデミグラス、ちょうど肉屋が挽肉を切らしていたので、塊肉をフード・プロセッサーで挽いて作ったのですが、その肉のせいか、予想に反してコクが強くなりすぎてしまいました。でも、煮込みハンバーグとは相性が良いようで、なかなかの味に仕上がり、子供たちも喜んで食べてくれました。

Img_3548 ケーキはフルーツたっぷり!

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2008年1月26日 (土)

「サン・ジャックへの道」

Saint_jack DVDで「サン・ジャックへの道」を観ました。

女はみんな生きている」のコリーヌ・セロー監督によるフランス映画です。

母親の遺産を相続する条件として、仲の悪い兄弟3人(経営者としては成功したけれども妻がアル中の兄、毒舌家の反体制的な教師で夫が失業中の妹、アル中で全く働かず娘にまで平気で金をたかる弟)が、フランスのル・ピュイからスペインのサンディアゴ・デ・コンポステラまで徒歩で巡礼の旅(お遍路さんのようなものかな?)をする道行を描いたロード・ムービーです。

この3人に加えて、アラブ系移民のツアー・ガイドと青年や、大病(癌?)を患い人生が変わってしまった女性、主体性のないフランス人の女子高生らが一緒になって旅を続ける中で、それぞれが抱える問題を少しずつ変化させていくというストーリー。

各々の人物描写が大変面白く、雄大な自然を背景にして、観客までも「旅」に連れて行ってくれるようです。こんな旅、僕もしたいな。大変そうだけど。

登場する様々なキャラクターは、現在フランスが抱えている国内事情(移民の問題、教育の問題、失業者の問題等)を反映しているらしく、フランス人が観ると、決して明るくない現実を扱った映画なのかもしれませんが、基本的にはポジティヴ・シンキングのエンディングで、気分を晴れやかにしてくれます。

何度か挿入される登場人物たちの心象を象徴したとても抽象的な夢(?)の描写がありますが、あれは省略して、もっと自然の光景や細かいカメラワークなどで心象を表現してくれた方が良かったような気もします。けれども、ああいう映像が入ってくるあたりが、フランス映画らしいといえばそうなのかもしれません。

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2008年1月24日 (木)

「善き人のためのソナタ」

Das_laben_der_anderen 最後の1シーン、ひとつの台詞のために物語が紡がれる映画というのがありますが、これはそんな映画だと思います。

2007年アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「善き人のためのソナタ」です。

すべては最後のシーンの一言に集約されるのですが、それはもちろんそこまでの物語が丹念に描かれてこそ生きてくるものです。

ベルリンの壁の崩壊の5年前、1984年、東ドイツ国家保安局のヴィースラー大尉は、ある劇作家とその恋人の女優が反体制的であるという証拠を掴むために、彼らの生活の監視(盗聴・盗撮)を始めるが、盗聴を進めるうちにヴィースラーの心に少しずつ変化が現れる・・・というストーリー。

格調高い演出で登場人物それぞれの危うい心の様子を丁寧に描いています。

ただ、作品のコピーにもある「この曲を本気で聞いた者は悪人にはなれない」という劇中の台詞が、ヴィースラーの心を象徴しているのですが、僕にはこのヴィースラーの変遷がちょっと自然には理解しにくかったかな。

人の強さと弱さの表裏一体を見事に表現したヴィースラー役のウルリッヒ・ミューエ(最近亡くなられたそうです)の演技は素晴らしいものでしたが、彼の心の変化を表すにはもう少しエピソードを重ねても良かったかもしれません。まあ、ちょっと映画が長くなりすぎてしまいますが。

そのあたりに少々引っ掛かりを感じましたが、観終わった後は秀逸な文芸作品を読み終えたような充実感が残ると思います。

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2008年1月23日 (水)

北方謙三「三国志 一の巻 参旗の星」

Sangokushi 友人の鈴麻呂さんに触発されて、北方謙三の「三国志」を読んでいます。

北方謙三というと「ハードボイルド」の親爺と決めつけていたのですが、ここ最近は「三国志」や「水滸伝」などの中国歴史小説に心血を注いでいるらしく、恥ずかしながらそのことを全く知りませんでした。

この「三国志」は全巻で13巻もあるのですが、演義ではなく正史を基に北方謙三独自の脚色が施されたもののようです。

短い端的な文章で畳み掛けるように多くの男たちの夢と野望と挫折が描かれており、とにかく登場人物が皆非常に魅力的です。

基本的に歴史小説はあまり得意ではないのですが、これは面白いですね~。

登場人物が多くて、整理しつつ読み進めるのはなかなか困難なのですが、スピード感のある描写で、細かいことに拘泥しなくとも北方「三国志」」ワールドにどっぷりつかることができます。

全13巻―まだまだ先は長いのですが、市の図書館で少しずつ借りながら読み進めています。しばらくはこれで楽しめそうです。

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2008年1月22日 (火)

「KIRINJI PREMIUM LIVE 2007 at 日比谷野外大音楽堂」

Kirinji_premium_live_2007 DVDでキリンジのライブ「KIRINJI PREMIUM LIVE 2007 at 日比谷野外大音楽堂」を観ました。

これは意外に(失礼!)良かったですね~。

残念ながらキリンジのライブは観に行ったことがないので、あの緻密なキリンジ・サウンドをどうやってライブにしているのかとても興味があったのですが、実にいいバンド・サウンドに仕上がっていますね。

基本的にギター中心のアレンジで過不足なく作り上げています。メイン・ヴォーカルの堀込泰行の歌も、もともとそんなに凄く上手い訳ではないのですが、魅力ある伸びやかな高音が2時間を超えるライブの間も衰えることなく、コーラスも含めてバンドのまとまりの良さを感じました。

圧倒的なプロの演奏力とコーラス・ワークを見せつけると言った感じのライブではないのですが、取り立てて粗もなく、例えて言うとフル・バンドなった頃のオフ・コースみたいな感じかな。バンドの誠実さや生真面目さがよく伝わってくるステージでした。

キリンジを知らない人には勧めませんが、キリンジが好きな人は一度観てみるといいと思います。彼らのまた違った魅力が感じられるでしょう。

僕もこんなバンドのギターをやってみたいもんです。

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2008年1月21日 (月)

「28日後・・・」

28_days_later 劇場公開の続編が好評なようですので、DVDで「28日後・・・」を観ました。

映画の設定としては、「アイ・アム・レジェンド」などと同じ系譜のゾンビ物ということになるのでしょうが、イギリス映画というだけあって、単純なホラー映画では済まされない捻れ具合が面白かったです。

低予算で作られたため、デジタルビデオで撮影されているそうですが、それが却って「リアル」な雰囲気を煽るようで、怖さが身近に感じられます。

ハリウッド大作にはないそんな「リアル」さだけでなく、生存者たちの人間関係を捉える視点もシニカルなものがあり、そこがアメリカ産のホラー映画と明らかに違う空気を醸し出しています。

設定や説明に少々荒いところはありますが、それも気にならずに最後まで緊張が途切れず観られる映画でした。

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2008年1月17日 (木)

「世界最速のインディアン」

The_worlds_fastest_indian DVDで「世界最速のインディアン」を観ました。

いまだに破られていない1000cc以下流線型バイクの最高速度記録保持者である実在の人物、バート・マンローの挑戦を描いた映画です。

バートを演じるのはサー・アンソニー・ホプキンス。

映画は、バートの故郷であるニュージーランドの片田舎インヴァーカーギルから、レース会場のボンネヴィル(ユタ州グレートソルトレイク)を目指すロード・ムービーでもあります。

その道行で出会う人たち(ニュージーランドのバイカーたち、ゲイ、ネイティヴ・アメリカン、平原の一軒家に暮らす寡婦、ヴェトナム帰還兵、レース会場の人々)との交流を通じてバートの愛らしい人柄が浮かび上がってきます。

マイノリティーや、社会と少し外れたところにいる人たちとの出会いで、バートという人物を描いていく手法はとてもいいアイデアだと思いますが、ちょっとエピソードが多すぎるかな。

彼と触れ合うと、誰もが彼に力を貸してあげたくなるし、彼も人の好意を何の嫌味もなく自然に受け入れ、誰もが幸せになれる。そんなバートの人柄を名優アンソニー・ホプキンスが好演しています。けれども、この役を演るにはホプキンスは少し品が良すぎるし、強すぎるような気もします。

まあ、どうしてもホプキンスの役柄として「上品で強い」イメージが先行しているので(レクター博士!)、偏見といえばそうかもしれません。

ほのぼのとした気分に浸れる佳作です。

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2008年1月15日 (火)

キリンジ

Kirinji 発売されると必ず新譜を買うアーティストは少なくなりましたが、日本ではキリンジがそうですね。

この連休は何故かキリンジをよく聴きました。

この兄弟バンドの紡ぐメロディーセンスと特異な歌詞のセンスは比類ないものですが、4枚目以降はちょっと歌詞が普通っぽくなってきてて、以前のような面白みに欠けると思うのは僕だけかな?

1~3枚目はどれも擦り切れるほど聴いている好きなアルバムですが、一番聴く回数が多いのはデビュー・アルバム「ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック」です。

ポップでキャッチーなメロディーに、どう聴いても変な言葉が連なる歌詞(しかしよく聴くと意味が深い)、それを甘い歌声とコーラスで仕上げられては耳に残ってしょうがない。

初めて聴いた時は、そのアイロニカルな詞と複雑なメロディー・アレンジからスティーリー・ダンを連想しましたが、彼らの趣味はもっと多岐に渡っているようです。

昨年はオリジナル・アルバムは出ませんでしたが、今年はデビュー10周年らしく、いろいろと楽しみな企画がありそうです。

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2008年1月14日 (月)

「いつか読書する日」

Itsuka_dokusho DVDで「いつか読書する日」を観ました。

田中裕子や岸部一徳らの芸達者な役者さんたちによる静かな大人の映画です。

多くを語らずとも、役者の表情や印象的なショットによって淡々とストーリーが進み、劇的な事件の後も淡々とした時間の流れを描いて終わります。

こういう映画は嫌いじゃないし、台詞以上に饒舌なカメラワークもいいと思いますが、それぞれのエピソードがちょっと長すぎるかな。いくつかの関係なく進行しているエピソードが、最終的にある程度収斂していくのだけど、そのそれぞれを饒舌に描き過ぎなような気がします。

もうちょっと刈り込んでくれた方が、むしろ多くのシーンが印象に残るようにも思います。編集次第で、もっと良い作品になるんじゃないかな。

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2008年1月13日 (日)

大学軽音楽部同窓会

昨晩は大学の軽音楽部の同窓会に参加してきました。

12月にウチのバンドのライブをしたのですが、その時の対バンがクラブの後輩たちのバンドだったので、それが縁で、後輩たちが企画してくれました。

卒業以来、小さな集まりに参加したことは何度かありますが、今回は関西在住のOBを中心に20数名集まっての会となりました。

会場は12月のライブ会場でもあった大阪四ツ橋にあるライブ・バーの「ビートルズ」。

昭和48年入学の先輩から平成11年入学の後輩まで幅広い世代が集まり、ミニ・ライブあり、セッションありの大騒ぎでした(いろいろ粗相もあり、マスターごめんなさい!)。

滅多に外で酒を飲まない僕も、昨日は結構酔っ払ってメチャメチャなギターを弾きまくっていたような気がします(笑)。

たまにはこういうのもいいなあ~。

幹事さん、ご苦労さまでした。また来年?再来年?やりましょう!

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2008年1月11日 (金)

「「狂い」の構造」

Kurui_no_kouzou 春日武彦氏と平山夢明氏の対談本「「狂い」の構造」を読みました。

タイトルや装丁から予想される学術的な内容ではなく、ホラー作家(と言っていいのかな?)の平山氏が「狂い」について縦横無尽に語りまくり、精神科医の春日氏がそれに一定の論評を与えるといった感じで、和気あいあいとした放談です。

「はじめに」で春日氏が述べているとおり、「平山の鬼畜系想像力と春日の不謹慎な解説を撚り合わせたもの」であり、「このろくでもない世間を理解するための視点やヒント」を提示していると思います。

歴史に残る犯罪からごく最近の社会的事件を含めて、「狂い」を軸に読み解こうとしていて、多くの人が興味を持って読み進めることができると思います。

「「面倒くさい」が「狂い」のはじまり」とか、平山氏が低迷していた時に春日氏に「部屋を掃除しろ」と言われ実行してから、自分をコントロールできるようになってスランプを脱したとかいった話は、ちょっとドキッとさせられますね。

これを読んでいると、自分の中に「狂い」がないのか、はたまた今の自分と「狂い」の世界はグラデーションのように繋がっていないのか、と気になってきますが、春日氏の他書によると狂気と正気の間には大きな隔たりがあるのだそうです。

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2008年1月10日 (木)

「ラストキング・オブ・スコットランド」

The_last_king_of_scotland アフリカ関連の映画が続きますが、DVDで「ラストキング・オブ・スコットランド」を観ました。

1970年代にウガンダで独裁政治を敷き大量虐殺を続けたアミン大統領を、その主治医であるスコットランド出身の青年医師(架空人物のようですが)の視点で描いた映画です。

アミンを演じるフォレスト・ウィテカーの演技(アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞)は凄まじく、軽薄な思考でウガンダを訪れた青年が恐ろしい現実から抜け出せなくなっていく様は、観ていて寒気がするようです。

ウィテカーの演技が素晴らしいのは誰もが認めるところですが、明確な悪意のないままに手を血に染めていく青年を演じたジェームズ・マカヴォイも良かったですね。

彼の演じた役柄は、アミンの取り巻きであった複数の白人を総合して作り上げられたもののようですが、それがそのままウガンダに対する白人社会を表していると言ってもいいのかもしれません。

アミンの狂気や恐ろしさは深く描かれていますが、その反面、彼が人々を魅了した別の顔(身長が2m以上あり、元ボクシング・ヘビー級チャンピオンであり、愛嬌のあるところもあった)があまり見えてきません。それ故、なぜ彼が独裁者たり得たかが理解しにくいところもあるように思います。

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2008年1月 9日 (水)

「ツォツィ」

Tsotsiツォツィ」。これも正月に観たDVD。

どんな風に感想を書けばよいのかなかなか考えがまとまらなかったので、ブログに載せるのが遅くなりました。

南アフリカ・ヨハネスブルグのスラム街に住む凶暴な不良少年(ツォツィ)が、赤ん坊を「拾った」ことから変わっていくというストーリー。

とにかく主人公の少年の険しい眼つきが徐々に優しくなっていく演技が素晴らしい。

しかし、僕としては、多くの賞を獲った作品としてはちょっと肩すかしだった印象も否めません。

最近とかく長時間の映画の多い中で、95分という上映時間は称賛に値すると思いますが、前半の主人公の荒んだ様子やスラムの悲惨な生活が今一つ伝わってこないように思います。

時間が長くなってもいいから、この前半部分がもっと掘り下げて生々しく描かれていた方が、平和な世界に生きる僕らにも、もう少しリアルに伝わってくるものがあったのではないかな。

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2008年1月 8日 (火)

「サウスバウンド 」

Southbound2 Southbound1 正月から時間がある時に少しずつ読んでいた小説「サウスバウンド 」。

上巻の1/3くらい読んだら、後はほとんど一気読みでした。

相変わらず奥田英朗の小説はリズムが良くて読みやすい。

元過激派アナーキストの父親を子供の視点から描いた小説ですが、フィクションとして読む分にはとにかく痛快で、誰もが楽しんで読めると思います。

でも、現実を振り返るとちょっと辛いかな。

この父親の考え方や行動には、多くの男性が少なからず抱く夢とロマンが溢れていると思いますが、あくまでも遠い物語。極論すればファンタジーと言えるかも。

でも、そこをさらりと描いて、読者を虜にする手腕は見事。

昨年秋に森田芳光監督が映画化したけど、どうだったのかな?

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2008年1月 7日 (月)

「ノー・プロミセズ」

No_promises 最近、トンと「新譜」というものを聴かなくなったけれども、もしかしたらこれが去年一番聴いた新譜だったのかも。仕事中のBGMとしてよく流していました。

カーラ・ブルーニの「ノー・プロミセズ」。

まさかフランス大統領夫人になろうとは・・・

このアルバムは全曲英語詩で、イエーツやオーデンといった錚々たる「詩人」の詩にカーラ自身が曲を付けたものです。

ちょっとフランス訛りのハスキーな英語で、これが実に心地よい。彼女が爪弾くアコースティック・ギターも巧いですよね。

最後にはサプライズでルー・リードによる詩の朗読も挿入されていて、この朗読だけでも何度も聴き直したくなるほどです。彼女の声も良いけど、御大の朗読には参りました。

全体的に統一感のある澄んだアコースティック・サウンドで、BGMにするのも良し、じっくり詩を堪能するのも良し、といったアルバムです。

しかし、大統領夫人・・・

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2008年1月 5日 (土)

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

Tokyo_tower DVDで「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を観ました。

この休み(といってもまともに休んだのは一日だけですが)は、職場の近くにいなければいけなかったので、自宅でDVDばかり観ています。

僕は原作も読んでいないし、テレビドラマも観ていないので、原作やテレビドラマのファンの方々がどう評価されるか分かりませんが、この映画は芸達者な役者さん達で手堅く固めて、抑制の利いた演出で、いい作品に仕上がっていると思います。

人情ものの映画として142分はちょっと長いなあと思っていましたが、派手なアクションなどなくても、いい役者さんといい演出だけで十分なんだなと、当たり前のことを思った次第。

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2008年1月 4日 (金)

「ロッキー・ザ・ファイナル」

Rochy_the_final DVDで「ロッキー・ザ・ファイナル」を観ました。

公開当時は「何で今さら」と思ったのですが、評判もすこぶる良いようなので、第一作目の感動も期待しつつ観てみました。

スタローンの脚本はいつもながらクサいけれどもツボを押さえていて、これまでの「歴史」を踏まえて非常にきれいにまとめています。

スタローンが、危険を承知でドーピングまでして作り上げた肉体で、老骨に鞭打っても「ロッキー」を完結させたかった、ということ自体がこの「物語」と渾然一体のメッセージとなっていると思います。

地味にならず、かといって派手すぎず、いい塩梅での幕引きかと思います。もうこれでロッキーに会えないかと思うと寂しいですが、もう次はない方が、スタローンにとっても観客にとっても幸せでしょう。

ずいぶん昔に、山際淳司氏(だったかどうか記憶が不確かですが)が書いたエッセーで、モハメド・アリからマイク・タイソンまでの間、長らくボクシングのヒーローの不在があり、その間を繋いだのがロッキーだったというのを読んだことがありました。

確かに、僕らの世代にとっては、ロッキーはそれほどの存在感のあるヒーローだったと思います。

長い間、僕らに勇気を与え続けてくれたロッキーに、改めて「ありがとう」と言いたくなる映画でした。

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2008年1月 3日 (木)

おせち

Img_3509 Img_3510 今年のおせちは昨年に引き続いて洋風おせちを注文しました。

僕たち夫婦が結婚式を挙げた西宮の小さなフランス料理店によるものです。

例年賑やかに迎えるお正月も、今年は子供たちを家内の両親に預けているので、夫婦ふたりきりの静かなものでした。

しかも、元日は朝から定刻どおりに仕事があるため、いつも通りの時間に起床して、朝ごはん代りにおせちを食べました。

パンと紅茶と洋風おせちで静かにふたりで迎えるお正月。こんなのは来年からは当分ないでしょうね。

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2008年1月 2日 (水)

「アイ・アム・レジェンド」

Ialwallpaper01_1600 年末は夫婦ふたりだけで、久しぶりに映画館で映画を観ました。

職場の保険組合からもらった割引チケットの期限も迫っていたので、何か面白そうな映画はないか探してみましたが、この年末年始は特に目玉といえる映画ってないのかな?

「退屈はしない」という話を聞いていたので、「アイ・アム・レジェンド」を観ることにしました。

感想としては、もともとホラー映画だった作品をリメイクして、よくここまで壮大な話(と映像)に作り上げたなあ、といったところかな。もちろん2時間以上の長尺でも退屈とは無縁です。

でも、テーマ・パークの乗り物みたいなもので、特に心に残る作品という訳ではないので、家族や友人たちと大騒ぎしながら観る映画かなと思います。

それにしても、ウィル・スミスという人はとても良い役者になりましたね。この人が出てくるだけで、映画が引き締まって、大作の雰囲気があります。

この映画はほとんどウィル・スミスひとりが出ずっぱりで、さながらウィル・スミスのプロモーション・フィルムのような感じでもありますが、ひとりで2時間以上の映画を作ってしまえる俳優はそう多くはいないでしょう。

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2008年1月 1日 (火)

2007年、年末

Img_3499 Img_3501 12月31日と1月1日に仕事があるので、子供たちを家内の実家に預けて、30日の夜は夫婦ふたりだけでちょっと贅沢をしました。

遠くには行けないので、ホテルオークラ神戸に宿泊して、南京町で食事。

Img_3504 この冬一番の寒波の到来で、冷たい強風が吹き荒れていましたが、おかげで神戸の夜景はとても澄んできれいでした。

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2008年、あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

2008年がみなさんにとっても僕ら家族にとってもいい年でありますように!

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