« 長崎角煮まんじゅう | トップページ | 「END OF A RAINBOW」 »

2007年12月19日 (水)

「ブラッド・ダイヤモンド」

Blood_diamond DVDで「ブラッド・ダイヤモンド」を観ました。

サスペンス映画・アクション映画としてとても秀逸で、2時間退屈することなく観通せる力作です。

加えて、アフリカの現状を訴え、ダイヤモンドの流通の暗黒面をあぶり出し、と社会派映画としても、一般の裕福な欧米人・日本人があまり知らない事実を描き出しており、エンタメと両立させている優れた映画だと思います。

しかし、観終わった後は、なんとなく後味悪いよね。映画のオチとしては、それなりにカタルシスのあるストーリーとなっているのですが・・・

僕はダイヤモンドを意識して買ったことはないのですが、「持てる」国に暮らす裕福な人間として消費流通ルートの末端を担っていて、その構造自体が遡れば貧しい国の紛争を生んでいて・・・ということを否が応でも意識させられます。しかし、それをこうやってエンターテイメントとして莫大な金を使って映画にし、多くの人が金を払って映画を観て・・・と、なんだか暗欝とした気持ちにさせられます。

もちろん、そういう事実を訴える意味でも、この映画は成功しているのですが、非常に自己矛盾を孕んだ映画とも言えるかもしれません。

この映画を見て能天気に楽しめる人は幸せでしょうし、アフリカに行って何とか力になるんだと決心できる人はもっと幸せかもしれません。

|

« 長崎角煮まんじゅう | トップページ | 「END OF A RAINBOW」 »

本・映画」カテゴリの記事

コメント

そうでんなー、
現代は何事もあからさまに仕組みや影響が解ってしまう、情報化社会やから、知らんかったら幸せなことも解ってしまうんですわなー。
しかし白日の下に晒すことで、改善されるベクトルが出来るのなら、暗澹とした気持ちも少しは晴れるかな?

投稿: フグリマノフ | 2007年12月19日 (水) 03時45分

フグリマノフさん、世界中を飛び回っておられますね。今度はロシアからですか(笑)。

よく高度成長の頃を懐かしんだり、振り返ったりする企画などがありますが(プロジェクトXなんかもそのひとつかもしれませんね)、もしかしたら、環境汚染もアフリカのことも何も知らずにただがむしゃらに、自分たちの希望だけを目指して頑張れたことが懐かしいのかもしれませんね。

知ってしまった以上、ちょっとだけでも自分に出来ることをしようとしてみるのが、自分の幸せ(自己満足)になるのかな。
で、多くのひとの「ちょっとだけ」が世界をちょっとだけましにしてくれるのを期待したいけど・・・

投稿: akamatsu | 2007年12月19日 (水) 09時06分

この記事へのコメントは終了しました。

« 長崎角煮まんじゅう | トップページ | 「END OF A RAINBOW」 »