夏の総決算-その2
さて、前回の続きです。
バンド合宿に始まった夏休みも、そのあと鈴鹿サーキットに鳥羽水族館に志摩スペイン村に海にとイベントが目白押し。子供たちもおいしい海の幸をいっぱい食べて、夜はぐっすり寝て、元気に毎日を過ごしていたのですが、次から次へとイベントが待ち受けていると・・・タフな子供たちもさすがにちょっと疲れたようです。
夏休み最後の日、三重県から大阪に帰る途中で2歳の次男がダウンしてしまいました。
帰る前日に海に行ってから、その夜に次男が咳き込んでいたのですが、翌朝から熱を出してしまいました。水分だけは充分に摂らせて大阪に出発したのですが、車中で何度か嘔吐し、その後は全く水分も受け付けず、次第に体が冷たくなって意識も朦朧としてきました。さすがにこの脱水状態が続くと危ない、このままでは大阪までは戻れないと判断し、帰途の伊賀市で車を停めて救急車を呼びました。休日(日曜日)であったため、なかなか小児の救急に対応している病院がありませんでしたが、何とか近隣の街の病院を探してもらい、救急受診しました。
診断は急性気管支炎(または喘息発作)+脱水症状。点滴で水分補給をして、少しは元気になりましたが、苦しそうな息の喘鳴も続くため、そのまま入院となりました。
私は翌日から仕事があり、長男も幼稚園が始まるため、家内の母に病院まで来てもらい、次男の付き添いをお願いして、次男を残してその夜遅くに私たち家族は大阪に帰り、次男も私たちも心細い夜を過ごしました。
翌日、主治医と電話で相談し、次男の状態もかなりましになっている様子なので、一旦退院して大阪で近くの病院を受診させることとし、家内の母に次男を大阪まで連れて帰って来てもらいました。
たった一晩でしたが、こういった形で家族が離れて過ごしたのは初めてだったので、まるで感動の再会でした。けれども、やはり次男の息はちょっと苦しそうな喘鳴が混ざるため、翌日小児呼吸器の専門がある病院を受診させたところ、大事をとって入院しましょうということになりました。
最初は小児喘息が疑われたものの、結局は急性気管支炎だろうという診断で、内服薬のみで何とか症状は改善し、4日で退院できました。
楽しい夏休みも大変な終わり方になってしまいましたが、家内の両親や多くの皆さんのご協力で何とか乗り切ることができました。何より私たち家族の絆を再確認した出来事でもありました。
さて、私は夏休みで溜まった仕事に追われ、次男の病院を行き来し、退院した週末にも仕事、更に専門職の資格試験もあり・・・と、超多忙な毎日で、夏休み前の生活のペースに戻るまで、1ヶ月近くかかりました。
もとの生活のペースに戻ったところで、今度は秋のイベントがいっぱいです。楽しいこともいっぱいだけど、子供たちも私たち親も生活のリズムが狂わないように楽しみたいと思っています。
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コメント
う~ん、コレは大変でしたねぇ。
「入院」となると、その時のご両親の気持ちは複雑だったでしょう。
大事無くてよかったです。
投稿: 鈴麻呂 | 2006年9月23日 (土) 06時55分
鈴麻呂さん、お久しぶりです。
「入院」といっても、全く知らない旅行からの帰途の街での入院です。しかも、私たち親は仕事もあるし他の子供のこともあるし・・・。結構大変な出来事でしたが、正しい状況判断だったと思います。いろんな人の協力で何とか乗り切ることができました。
僕自身はまだこの夏の疲れを引きずっていますが、子供たちはもう元気そのものです。
投稿: akamatsu | 2006年9月25日 (月) 18時35分
あらら~、大変でしたね。
大人と違い子供の医療機関への受診や入院には大変な労力がかかりますね。お見舞い申し上げます。
同じ子供三人を抱える父としてはホント、大変さが伝わりますです、はい~。
もっと日本政府は医療における不均衡をなくさなければ行けませんね。今後、子供や妊婦は体調不良や急変時、誰をどう頼って行けば良いのかお先真っ暗!
医師個人に負担ばかり負わせても医療は絶対良くならない!!!
ムダバカな公共事業・海外援助金なんか出さないで、もっと自国民の為に援助をする必要があるんじゃぁ~ないでしょうか。
・・・って、代わりに愚痴っときましたよ(^^;)
投稿: PCEOユッキー | 2006年9月27日 (水) 15時11分
PCEOユッキーさん、そうなんですよ、大変でした。
子供が医療機関を受診しなければならないときは、私のような医療従事者でも非常に悩みます。どの医療機関を受診させるのがよいのかといった情報がほとんどありませんし、何よりも選択枝そのものが非常に限られています。休日・時間外などになると、大阪府内の都市圏でも対応できるところは限られます。
医療関係の知識や情報のない方にとっては、子供の体調が悪いときには本当に不安だと思います。こんな不安を抱えながら子育てをしなければならない環境からすると、まだまだ日本は医療先進国には程遠いと思いますね。
そして国や自治体は医師の努力でこの貧しい環境を改善させるべきだと考えています。でも私たちだけでできることは限られていますよね。小児科の先生は本当に大変だと思いますよ。・・・私も愚痴でした。
投稿: akamatsu | 2006年9月27日 (水) 17時08分