「自暴自伝」
村上”ポンタ”秀一氏の「自暴自伝」を読みました。
この30年の日本の音楽界を支えてきたといっても過言ではないドラマー”ポンタ”師匠の半生記を綴った口述記です。
ドラムは口で歌えなくてはいけない、バンドは歌手に歌いやすい空間を作るのが仕事、ドラムは譜面よりも歌詞をみて叩く、等々の信条を貫きながら語られる日本音楽界の近代史は最高に面白い!
どんなジャンルの音楽が好きな人でも、この本の中には必ず自分の好きな歌手やミュージシャンの名前が登場します。それくらい”ポンタ”師匠の懐は広く、単純に「天才」などといった言葉ではくくれないような力があります。
この本の面白さは、やんちゃに思えるようなエピソードや語り口も、実際はとても真っ当な考え方に基づいており、村上”ポンタ”秀一氏の育ちの良さが、そんな考え方を理解しやすく語ってくれるところでしょうか。
音楽が好きな人はもちろん、特にそうではない人でも楽しめる、ちょっといい気分になれる一冊です。
| 固定リンク
「本・映画」カテゴリの記事
- 「長ぐつをはいたネコ」(2012.03.30)
- 「マイレージ、マイライフ」(2011.08.04)
- 「嫌われ者の流儀」(2011.08.10)
- 「街場の中国論」(2011.08.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はじめまして、空冷大魔界のページからたどりつきました。
ドバイと申します。86カレラカブリオレに乗っております。
車もさることながら、ギターも達者なんですね。実は私もビンテージギターの大ファンなんです。是非一度セッションしたいですね。当方はフュージョンバンドでギターやっています。
神戸在住、大阪市内勤務です。また宜しくお願い致します。
投稿: ドバイ | 2006年8月 4日 (金) 10時54分
ドバイさん
はじめまして。
86カレラカブリオレにビンテージギター!
いいですね~。ぜひ今度セッションしましょう。
セッションは大阪市内のマザーポップコーンというお店(http://www.h3.dion.ne.jp/~t-stone/motherbox/motherpoptop.htm)によく行っています。
毎週水曜日がセッション日ですが、最近は月に一回ぐらいかなあ。
誰でも気軽に入っていけますので、よろしければぜひご一緒しましょう!
そうそう、空冷大魔界のイベントでもお会いしましょうね!
投稿: akamatsu | 2006年8月 4日 (金) 13時24分