「ラリー・カールトン&スティーヴ・ルカサー」
久しぶりに音楽ネタです。しばらく前に買っていたライブDVD「ラリー・カールトン&スティーヴ・ルカサー」をようやく観たので感想を。
98年に行われた「NO SUBSTITUTIONS」のツアーのパリ公演を収録したものです。「NO SUBSTITUTIONS」は、日本びいきのカールトンが師弟関係のようなルカサーを誘ってふたりで日本公演を行ったことから始まったようですが、実は私はこの「NO SUBSTITUTIONS」のライブCDが録音された現場に居合わせていました。大阪ブルーノートです。正面の結構いい席で観られました。だからこのCDには多分私の声だと思われる叫び声も入っています(笑)。
カールトンは私の大好きなギタリストのひとりで、日本好きな彼はよく大阪ブルーノートに来てくれるので、私はたいていの日本公演には行っています。そんなカールトンと中学生の頃大好きだったTOTOのルカサーとが演奏してくれるというだけで大興奮でした。
このDVDはCDに収められている大阪ブルーノートの公演と大まかな構成は同じですが(若干曲は異なります)、大阪公演に比べて演奏がかなりこなれてきているようです。特にカールトンの演奏は、ロックテイストで弾きまくりのルカサーと対照的にジャジーに歌うように弾きこなしていきます。大阪公演では弾きまくるルカサーに対抗するかのような演奏も多かったのですが、このDVDではルカサーがソロを引きまくった後に「この後にどうやって弾こうか」という仕草でおどけながら、時にクールに時に熱く「歌うソロ」を聞かせてくれます。一方のルカサーは、当然ギターが上手いのは分かりますが、とにかく弾きまくりで面白みがありません。最近のルカサーは他のライブ・ビデオを観ても同じような演奏で、別に早弾きはしなくてもいいから、初期のTOTOの頃のように歌い上げるソロを弾いて欲しいものです。
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