「ハイ・フィデリティ」
ジョン・キューザックつながりで「ハイ・フィデリティ」を観ました。
こんな面白い映画を今まで観ていなかったとは!音楽マニア(「オタク」ではないとAmazonの評に書いている方がおられましたが、なるほど・・です)のレコード店経営者のジョン・キューザックが、同棲していた恋人に振られたことから、過去の失恋トップ5を振り返りながら綴っていく一種の成長物語です。大人になりきれない大人の男の気持ちを、笑いのオブラートに包みながら痛々しいまでにも描ききっています。30-40代くらいの男性ならば誰しも、痛いとこついてくるなと半分ニヤリとしながら思うはず。しかし、DVD収録のインタビューでジョン・キューザックが語っていましたが、意外に女性受けもいいようです。
製作・脚本もジョン・キューザックで、原作に対するかなりの思い入れがあったようです。脇を固める俳優陣はティム・ロビンスやキャサリン・ゼタ・ジョーンズなどの錚々たるものですが、なかでもレコード店員のジャック・ブラックの怪演がすごい!また「スクール・オブ・ロック」を観たくなってきたぞ!
もちろん音楽満載の映画で、登場するミュージシャンや曲のウンチクも楽しく、私のような「音楽マニア」はさらにニヤリとさせられます。
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コメント
同じ原作者の映画が「About a boy」ですね。
ヒュー・グラントの映画も原作も大好きです。
投稿: 鈴麻呂 | 2005年12月 6日 (火) 22時01分
なるほど!そうか!
どうりでテイストが似てるはずだ。
僕も「About a Boy」大好きです。
つまり大人の「Boy」の話ってわけですな。
投稿: akamatsu | 2005年12月 7日 (水) 00時43分