「50回目のファースト・キス」
アダム・サンドラーとドリュー・バリモア主演のちょっと捻りの利いたラブ・ストーリーです。
最初はお気楽なラブ・コメと思って暇つぶしに程度に観始めたのですが、ストーリー運びや配役が絶妙で、ラブ・ストーリーとしてもちょっと辛口のところもあって、かなり楽しめました。
アダム・サンドラーがモテモテのプレイ・ボーイであったり、ドリュー・バリモアの前方性健忘という記憶障害がストーリーに都合のいい非現実的な設定になっているという、話上のお約束事はありますが、そのことに拘らずに映画を楽しんだほうがよいでしょう。
ラブ・ストーリーとしてはラストが捻りが利いていますし、挿入されるジョークも結構辛口です。甘いラブ・ストーリーを期待して観ると驚かされますが、最後には爽快感が残りました。
アダム・サンドラーは「パンチドランク・ラブ」が好きなのですが、この映画でもいい味を出してます。ドリュー・バリモアはあんまり美人でもないので(失礼)、こんなラブ・ストーリーの主人公として感情移入できるかなとも思ったのですが、観ているうちにチャーミングな笑顔で話に引き込んでくれます。役柄としてはかなり難しいと思うのですが、さすが波乱万丈の女優人生を送ってきただけのことはあるのでしょうね。
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