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2005年10月19日 (水)

「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」

bridget_jones DVDで「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」を観ました。

前作よりも話は色々と大仰だし、実はブリジットはモテモテだし、等身大のOLの話ではなくなってしまいましたね。でも、随所にマンガ的な演出が上手く挿入されていて、マンガ的なお話として楽しめると思います。英語(イギリス語)のスラングが分かれば、もっと面白いかも。挿入される曲のセンスは抜群。これだけでも楽しい。

もともと等身大のOLに感情移入できようはずのない僕にとっては、前作よりもむしろ面白かったです。

僕はイギリス映画のローカルっぽさというか、せせこましさが好きなんですが、ヒュー・グラントの顔を見ると「イギリス映画を観てるなあ」という感じがしてホッとします。「ブリジット・ジョーンズ」はいいキャラクターだと思いますが、レニー・ゼルウィガーの顔はいかにもアメリカ的(ハリウッド的?)になってきて(まあもともとテキサス出身ですけど)、イギリス映画にはちょっとそぐわない感じもしてきました。

こういう映画を観てもクルマのことが気になるんだけども、恋人の敏腕弁護士(コリン・ファース)が乗っていたのはBMW5シリーズで、スキー場のレースのシーンでも横断幕にBMWのエンブレムがあったから、BMWは映画のスポンサーなのでしょう。あとはベンツのEなんかも出てたけど、印象に残ったイギリス車はロンドン・タクシーくらい。「アバウト・ア・ボーイ」でも、お金持ちのお坊ちゃんのヒュー・グラントが乗っていたのはアウディのTTだったし、ロンドンでヤング・エグゼクティブが乗るイギリス車はないのかな。TVRやロータスではただのエンスーだし、アストン・マーティンやジャガーは「ヤング」向きではないか。でも、日本で同じような映画を撮ったら、やっぱりBMWかメルセデスかアウディになるんだろうな。レクサス?うーん、当分(?)はないでしょうね。

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コメント

ひねたユーモアのヒュー・グラント好きな僕としては、もう少し出番が欲しかったね。
イギリスのエグゼクティブに関しては、多分「オイリー・ボーイ」が嫌になって、ドイツ車・日本車に代表される信頼性の高い車を好むようになってきたってことじゃないかな。ま、逆に言えば「貴族性」みたいなものが薄れてきた、ってことだろうけど。

投稿: 鈴麻呂 | 2005年10月20日 (木) 13時20分

なるほど。「オイリー・ボーイ」という言葉は初めて知りました。僕のイメージではジェフ・ベックみたいなやつをそう呼ぶのかな。
この辺のことは次に書いてみよう。

投稿: akamatsu | 2005年10月20日 (木) 17時11分

僕が「オイリー・オーイ」という言葉を知ったのは、確か「白洲次郎」(白洲正子の旦那)の伝記だったと思います。
まあ木材を平気で内装に使うイギリス車だからねぇ。「油が漏れるのは当たり前」(わざと漏らすという説もあったな)という土壌から出てくる好き者のことでしょう。
でも正直忙しいビジネスマンには耐えられませんわな、これは。西風の漫画なんかにはこういうキャラが満載ですが、サラリーマンにとっては「憧れ」ても面倒でやってられないでしょう。
良くも悪くも、「トヨタ車」は時代を捉えている、ということではないですかね。

投稿: 鈴麻呂 | 2005年10月20日 (木) 22時06分

白洲次郎、かっこいいですよね。
トヨタは車の整備にも運転にも手がかからないことが美徳と考えているメーカーですよね。トヨタの新しいコンセプト・カーで、車同士が電車みたいに数珠繋ぎになって走るやつで、デートに遅れてきた罰に数珠繋ぎになって運転してあげるっていうのがあったようですけど、要は運転=罰なわけですな。

投稿: akamatsu | 2005年10月21日 (金) 01時11分

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